あひゃー

 大学に行きがけ、札幌駅前の紀伊国屋へ立ち寄る。
 お、トマセロが訳されているではないか。原著を読んでいなかったのでちょうどよいと、さくっと買う。

心とことばの起源を探る (シリーズ 認知と文化 4)
マイケル・トマセロ
勁草書房
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 昼過ぎ、ビデオの書き起こしを手伝っていただいている学生さんと学内のレストランで会い、作業の進捗状況を聞く。

 部屋に戻ってから、事務の方といっしょに電気工事会社の方から話を聞く。現在ぼくの部屋のある建物の内部の模様替えをしており、その一環で電源増設工事をする。工事日程を決めて関係各所へ連絡。ついでに、要らない什器を運び出す算段をつける。

 すぐさま学部ウェブサイトのリニューアルについて、生協の方と打ち合わせ。ついつい細かなところまで口を出したくなってしまうが、自分のサイトではないのだ。データだけ丸投げしてすべて作成してもらうのが一番だな、と打ち合わせが終わってから気付く。

 昨年末に提出した紀要の初校をいただく。校正の締め切りが3月7日?わたし、4日から実家に帰るんですけど。7日まで札幌にいないんですけど。紀要に原稿執筆を依頼したみなさまに大急ぎで校正していただくようメールを送る。すみませんすみません。

 帰宅してアマネを風呂に入れそれから夕食。彼はなかなか寝ないので3人(アマネ本人含む)ともかなりまいっている。
 これをアップし終わった後、原稿の校正をしてからトマセロとデネットを少し読み、新年度からの非常勤の資料を作る。

 あひゃー。

腕がだるい

 唐突に揚げた芋と揚げた鶏肉を食いたくなった。その旨山の神に具申すると同意との返事。
 そこで彼女は昼間の2時間ほど、エスタへ買い物へ出かけた。こちらはその間、アマネと2人留守番である。

 おっぱいをたっぷり飲んでいるので腹はくちいはずだが、なかなか寝ることができずにぐずぐずしていた。だっこして左右に揺らすとかくんと寝ることが多い。そのため眠るまで縦だっこであやす。
 が、なかなか寝ない。

 揺らしているこちらは暇なので、院生さんから借りている「水曜どうでしょう」DVDを鑑賞しながらあやす。ディレクターの張りのある笑い声に誘われ、アマネは画面の方に振り返る。これではかえって眠れないので、「太田和彦のニッポン居酒屋紀行」に切り替え。テレビの音に気を取られることはなくなったが、それでも寝ない。

 そうこうしているうちに妻が帰宅。妻の顔を見るとアマネは安心したのかビイと泣いた。

 フライドチキンを食うのは1年ぶりくらい。これの身よりも軟骨が好きで、妻が残した骨までせせる。3つで飽きた。

 夕食をそそくさとすませ、アマネを風呂に入れ、寝付いたところでPCに向かう。キーボードを打つ腕がだるく肩が痛いことに気づく。2時間も、8キロの物体を抱いていたわけだ。だるくもなろう。

実験協力者のハシゴ

 現在、2件の縦断調査に協力者として参加している。ぼくでなく、アマネが、だ。

 調査協力者探しには苦労しているので、ぼくが調査対象者となったときにはすすんで協力しようと思っていた。なのでアマネが生まれたときにちょうど協力者を探していた2件の乳幼児発達調査に参加することを決めたのだった。

 今日は午前と午後とでその2件とも調査者が来宅した。

 まずは朝9時から某大学のK先生がいらっしゃった。妻が息子に離乳食をあげる場面をビデオで撮影するという。20分くらいかけて食べさせ、それを脇からビデオで撮影されていった。

 昼過ぎからは某大学のA先生がいらっしゃった。息子にさまざまな音楽を聴かせて反応をビデオに撮影するという。また、妊娠や出産、育児などについて妻に質問をされていった。

 ふだんはなにしろ核家族の見本のような生活を送っているため、1日にどやどやと人がこんなに出入りすることはまずない。なのでアマネは興奮してしまったようで、夕方には顔を真っ赤にしてキーと叫びっぱなしだった。

 ぼくにとっては、研究で先を行かれる方々の調査の実際を間近で見られるのがうれしい。直接見る機会があまりないことだからだ。ノウハウを知るチャンスでもある。

 ただ、妻とアマネには少し負担をかけてしまっているようにも思う。まあアマネが乳幼児でいられる時期は限られているし、その間に乳幼児を対象とした研究に参加する機会もそうあるわけではないだろうから、ね。

タチ

 タチといえば、『ぼくの伯父さん』であるな。

 という訳の分からないボケは放っておくとして、タラの子どもである。子どもといってもオス側の方。豚でいえばホーデン。

 タチとはタラの白子のことで、北海道地方でこう呼ぶ。かつて山形の鶴岡で呑んだときには、たしか「菊子」と呼んでいたように記憶している。

 このタチが好物である。鍋の具にしてよし、天ぷらにしてよし。だが、居酒屋で食べようとすると、平気で5、600円とる。スーパーで買えば100g100円くらいか。

 酒の肴にと200gくらいのパック詰めを買ってみた。ちょっと湯がいて、ポン酢をかけて、タチポンのできあがり。

 ただ、パックに入っていたのを全部湯がいたので、相当な量になってしまい、途中で飽きた。食後3時間くらいたつが、まだ胃袋がぐるぐる言っている。あまり気持ちもよろしくない。うー。

 そうか、結局こいつは、一口か二口あればそれで満足するものなのだ。もうスーパーで買うのやめ。

アタック2/3

 共同研究を行なうために申請していた研究助成だったが、お相手のhouさんに続いて、
こちらも残念ながら不採択。通知は簡易書留ですらなく、ぺらぺらの紙1枚が。

 昨秋1か月くらいかけて、仕事が空いた時間を使い、2人で連絡を取りながらしこしこと助成申請書を作成した。
けっこう手間をかけて作ったものなだけに、がっくり感もひとしおである。

 さて、ぼくの所属する大学では、研究助成金の公募についてまとめて一覧表を作ってくれている。便利である。

 研究助成公募一覧

 このあたりからちょうどいいものを探して、次にアタックしてみよう。

歯が頭を

アマネの話であるが、下あごのはぐきから歯が生え始めたようで、その頭が見えてきている。本人も気になるようで、
しょっちゅう舌ではぐきの辺りを触ったり、くちびるをチュパチュパと吸ったりしている。

面白いので口に指を入れてみると、かまれてけっこう痛い。母親が「はがため」を買ってきたのでくわえさせてみると、
あごをカクカクと動かしアグアグしている。

離乳食

 アマネも5か月に入り、離乳食が始まっている。

06020401.jpg

 まずはトロットロに漉したおかゆを少量口にするところから始め、今ではゆでた野菜をすりつぶしたものや裏ごしした豆腐も食べさせられている。ゆっくりと30分くらいかけて、白湯を飲みながらの食事である。

  スプーンに少量取り、口の中に押し込む。美味しくないのかなんなのか、ぷぷうと下唇をつきだして口に入れたものを吹き出すこともある。正面に座る母親の顔はそのたびに食べ物だらけ。

 そんなふうに格闘しながらでも用意した離乳食はだいたいたいらげてくれる。特におかゆは文句一ついわずに食べている。米が好きなのは嬉しいね。

 おまけ4コマまんが「ホウレンソウを食べた日」

06020402.jpg  お?なんですか?

06020403.jpg  ごはんだ!いえーい

06020404.jpg  今日のごはんはなにかなー

06020405.jpg  おげー

電話勧誘への対策と実践

 「ピロピロピロ」

 研究室にいると電話がかかってくる。「賃貸マンションを買いませんか」というものである。

 普段なら「買いません」で切ってしまうのだが、まあ聞いてみることにした。自分が批判的にものを考えられるかどうか、試してみるためである。

 「生命保険を考えてみてください。あれは定額もらったら終わりですが、マンションならば家賃収入が際限なく入ってくるのですよ、お得でしょう。奥様やお子様のためにぜひ」というのが趣旨であった。

 「相続税とか固定資産税は?マンションだったら結構取られるよね。それを差し引いても保険よりもお得だという証拠はあるの?」と尋ねると「勉強不足なもので」と。

 一般に、マンションや車のように、長い期間にわたってアフターサービスを必要とする物件を購入する相手としては、なるべく将来の倒産などの危険性のないところがよいだろう。

 ところで、商品を勧めるメリットについて知識を持たないのは、営業係として失格である。

 しかるに、失格な営業マンしかいないような会社は信用できない(知識のない者を営業に据えるしかないくらい人材が不足していると考えざるを得ないから)。

 信用できない会社には、さきゆきの危険因子がいっぱいあると考えていいだろう。ゆえに電話をかけてきた会社は現在のところ取引するに値しない、以上。

 「ガチャリ」

 ただ、上のロジックでいくならば、人材難が解決して優良企業になれば、取引する余地が出てくることになるな。おれもまだまだアマちゃんである。起業家にはとうていなれないな。

センター試験終了

 平成18年度大学入試センター試験が終了しました。土曜日曜と試験場本部詰めとなり、朝7時半から夜7時まで会場にいました。

 今回の試験で耳目を集めたのは、やはり英語リスニングテストでしょう。はじめての試みということもあり、どのようなトラブルが起きても大丈夫なように、想定される事態について試験関係者には分厚いマニュアルが配られました。

 幸いぼくが担当した会場では再テスト希望者は現れませんでしたが、大学全体では何カ所かで再テストを実施したようです。全国的には400強ですか、リスニング全受験者が40万人強だったので、1%に満たない数なのですが、それでも大学入試センターとしては予想外だったようです。

 あと、リスニングの陰に隠れてあまり話題になっていませんが、気になったのは、高校での教育を新教育課程で習った学生と、旧教育課程で習った学生とが混在していたということです。平成11年に告示が出た新学習指導要領がそれで、附則によれば平成15年4月から実施となっていますので、ちょうど今年が新課程第一世代を対象としたセンター試験だったわけです。

 ぱらぱらと問題をめくってみたところ、たとえば数学や理科で、旧課程の人だけが答えられる問題がありました。同一科目で2つの層ができるわけで、どのような基準で偏差値を出すのか、新と旧で分けるのか、ちょっと分からないのですが、あと少なくとも2~3年はこのような状態が続くでしょう。

 センターの方で考えて作ってはいるのでしょうが、不公平のないようにしたいものです。

吾妻讃

 すーぱーがーるカンパニーから『吾妻讃』(本当は、讃の字が少し違う。夫2つではなく、先2つだ)が届く。

 去年吾妻先生が『失踪日記』で日本漫画家協会大賞を受賞したのをうけて作られたファンジンである。表紙は『失踪日記』にあわせて、オレンジ色。

 お祝いの言葉を述べる執筆者がすごい。新井素子、とり・みき、米沢嘉博などなどなど。受賞式のレポートや、『失踪日記』について書かれた書評一覧まである。

 授賞式でもそうだったようだが、いま、古くからのファンが走り回って吾妻先生を支えようとしているようだ。そうした方々には頭が上がらない。

 漫画家の悲惨さが最近あちこちで喧伝されるようになってきた。稿料の安さもさることながら、人気がなくなれば使い捨てされ、挙げ句の果てには四畳半のアパートでひっそりと息を引き取るといったこともあるらしい。

 声高に言わないだけで同業者はそうした過酷な状況を知っているのだろう。昨年の受賞には、彼岸より戻ってきた人、サバイバーへの敬意もあったのかもしれない。もちろん、作品として面白いのは当然なのだが。