神戸三宮居酒屋クローリング

 学会で投宿した三宮は歓楽街でもありました。昼間は頭のインプットに精を出し、夜は胃袋のインプットに精を出しておりました。そんな4日間で通ったお店は以下の通り。

・「金盃東店
 神戸に着いて真っ先に入ったのがここ。居心地の良さに、結局続けて3回行きました。なんてことのない、しごくまっとうな「あて」で飲む、当たり前の酒が無性にうまい。
 感動したのはおでん。豆腐は表面が溶けかけて、汁が中までしみていました。関西では「関東煮」と呼ばれるそうですが、この味わいは関東のおでんにはないもの。

・「正宗屋 本店
 正宗屋は近畿圏に何軒かある屋号。大阪にもあります。三宮アーケードでひときわ目立つ「山笠ラーメン」をはさんで、線路側と路地側に入り口があります。線路側の入り口から入るのが本店で、路地側から入るのが、たしか「北店(?自信なし)」。
 路地側の方で飲んでいたら学会帰りのご一行から電話があって、席が空いているかどうか目の前を歩いている店員さんに聞いたところ、本店の3階が空いているとのことで即予約。いろいろと気を遣っていただきました。

・「ごん太
 最終日に一緒に飲む人もなく一人歩いて入った高架下のお店。カウンターに囲まれた厨房で作業するお兄さんの元気がとてもよい。生ビール2杯、いかなご新子、菜の花天ぷら、春キャベツと豚肉のピリ辛あえで2000円弱。

・「珉珉
 餃子で一杯と思って入った高架下の店。店内を歩き回る女性はおそらく大陸の方。つっけんどんさが逆に新鮮。
 肝心の餃子はふにゃっとした焼き上がり。本場の方が作るのだから、水餃子にしておけばよかったか。とか言っておきながら2回行きました。

・「六甲ビール
 ここにも2回行きました。さんざん飲んだ後に神戸地ビール。ポーターしか飲みませんでしたが、香りもよくておいしかった。
 壁にタイガースの選手の色紙があり、背番号が分からず、「そんなんファンとは言えんなー」とお姉さんにつっこまれてしまった。

・「Papa Hemingway
 バーです。落ち着いて飲める店をH君と探していたときに、路地に置かれた看板を見て「ここ!」と決めて意を決して入りました。結果は大正解。
「ジントニックを」と言うと、「ジンは何にしますか?」そこまでは考えてなかったなあ。札幌から来たことを告げると、「やまざき」の話題になりました。

発達心理学会に参加してきました

 26~28日に神戸にて開催されていた日本発達心理学会に参加してきました。

 事情があって3日間フルで出席しましたが、最後にはくたびれ果ててしまい、話しを聞きながらうつらうつらしてしまいました。

 私の発表は初日の午前中。知っている方もそうでない方も含めて4~5人の方にはご説明したように覚えています。みなさん一様に「大変でしたね」と感想をおっしゃっていました。分析の仕方が、誰でも思いつくけど面倒でやらないものだったからです。

 同じデータを違う角度から検討したものを、今度は夏の教育心理学会で発表します。お楽しみに。

 今回の収穫は、来年の発心で開こうと思っているシンポorラウンドテーブルのメンバーに声をかけることができたこと、揖斐幼稚園の昨年の報告書をいただけたこと、Mさん&Kさんのお子さんにはじめて会えたことでした。

卒園式とありがとうの会

 本日は朝から幼児園関連のイベントに参加していました。58回目の卒園式と、幼児園への「ありがとうの会」です。

 この3月で北大幼児園は閉園になります。今年の卒園生が最後の園児でした。12名の年長さんが卒園証書を受け取って晴れやかに巣立っていきました。来月にはもう1年生です。

 昼からは卒園生とご家族を招いての会食会。保育士の先生方が企画されて、ぼくも呼ばれていきましたが、100名近くの子どもたちやお母さん方がつめかけて賑やかな会となりました。ぼくが7年前に来たときに年長さんだった子は小学6年生になっていました。もう顔も名前もおぼろげです。

 北大幼児園の歴史をさかのぼるスライドショーを観た後、ながらく園長を務めてこられた陳先生に花束が贈呈されました。

 帰りがけにスライドショーを収めたDVDをいただきました。今それを観ているのですが、本当に歴史の古い施設だったのですね。

 ぼくにとっては、階段を降りればそこに子どもたちがいるという環境はたいへん恵まれたものだったと思います(子どもたちや保育の先生方にとってはどうかは分かりませんが)。データをとらせていただくこともありましたし、それをもとに論文を何本か書きました。しかし、本格的に幼児園の運営に携わるというのは結局できずじまいでした。

 そんなわけで子どもたちとはずっとテイクアンドテイクの関係(要はお返しをしていない)だったので、ここ3年ほど、基礎演習という授業を通して学生とともに子どもたちに何かイベントを仕掛けようと目論んできました。今年は半年間、読み聞かせをしてきました。

 子どもたちにとって本当にギブになっていたかは分かりません。自己満足の部分の方が大きいでしょう。それでも何もやらないよりましと思っていますが、それにしても学生にはずいぶんと無理を言ってきたと思います。

 正直なところ、4月からはもう幼児園がないというの状況が想像できないのですが、それもまた慣れてしまうのでしょうね。

 幼児園に携わってこられたみなさま、どうもお疲れさまでした。

引き続き、弘前大学について

 弘前大学が少年ジャンプに広告を掲載したことは反響を呼んだようで、このサイトにも「弘前大」「ジャンプ」といったキーワードで検索をしてたどり着いた方がいらっしゃいました。

 今回、弘前大学は、漫画雑誌6誌に同時期に出稿するという戦略をとったようです。ジャンプだけじゃなかったんですね。ソースは以下。

 陸奥新報 弘大がジャンプなど漫画雑誌で教員や研究PR

 まったく気づきませんでしたが、それぞれの雑誌の人気漫画にちなんだ研究を紹介するというコンセプトだったようです。ジャンプの場合は「ONE PIECE」の主人公にちなんでゴムの話だったわけですね。納得しました。

弘前大学 漫学のススメ

 どの大学も学生さんを呼び込むのに必死である。かくいう北大も、東京、大阪、名古屋の3都市で大々的に大学説明会を開いて本州からの学生さんを集める努力をしている。

 そんななか、弘前大学はユニークな広告をうった。「漫学のススメ」と題された広告で、理工学部物質創成化学科の澤田英夫教授の研究が紹介されている。ここまではよくある大学紹介だろう。

 ユニークなのは広告の媒体。この広告が載ったのは、「週刊少年ジャンプ」の表紙裏である。2010年3月22日号(14号)を見ると、澤田先生の顔がどーんと載っている。

 漫画週刊誌に大学の広告が載るというのは聞いたことがない。ましてや「ジャンプ」である。毎週楽しみに買っているジャンプであるが、おそらく初めてのことではないか。

 気になってさかのぼって他の号の表紙裏面を見てみた。コカコーラ、ソフトバンク、ディー・エヌ・エー(モバゲータウン)、スクウェアエニックス、バンダイと、ジャンプ購読層をターゲットとしていることがすぐに分かる広告主が並ぶ。そして確かに、大学がターゲットとする層ともかぶっている。これは盲点だった。

 少なくとも、新聞に広告をうつよりもターゲットの目に触れる可能性は高いのではないか。

北海道の発達心理学者懇親会

 夕方より、北海道内にて発達心理学に関心をもつ人々が集まる集いに参加。見る人が見れば錚々たる方々がいらっしゃる。

 HG大のT先生。K大のKさん、Yさん。O大のHさん。HG大のK先生。HI大のN先生、K先生。B学部のN先生とその院生さんたち(Mさん、Uさん、Mさん)。K学部からはM先生と不肖私。

 K大A川のEさんにもお会いしたのだが、E大に行くことになったとのこと。Oさんと近くなりましたねとお話しする。

 道内の発達研究を盛り上げていこうという方向性を確認する。そのために、4月から1年かけて4回ほど集まる機会をもち、互いの研究を発表したり本州から人を呼んだりしようということになる。

 で、そのしょっぱなの研究発表をぼくが担うことになった。自己紹介のときに「データの分析が終わって面白い結果が出たんですよ」と喜々としゃべったのがあだをなした。いや、喜んで発表させていただきます。

 そのままの流れで居酒屋で懇親会。Yさんとずうっと近況報告。2人目ができたそうで、大変らしい。

 しかしあれだね、昔はこういう集まりに出ても見ず知らずの人ばかりでびくびくしていたのが、今ではほとんどが知り合いという状況。7年が過ぎて北海道にようやく根を下ろしたということか。