たまに忙しいと勝手が分からなくて困る

 半月ほど更新ができずにおりましたが、私は元気ですよ。

 25日から30日まで、研究会および学会参加のため、名古屋~東京と長期出張しておりました。

 で、その前は名古屋での研究会までにどうしても間に合わせなければならない原稿があり、それにかかりきりでロイホや喫茶店にずっと籠もっていました。

 東京の学会に出すプレゼンなど前もって準備する余裕はなく、直前になって現地で一気に作り上げるという荒技を披露。幸い口頭発表だったので印刷物を用意する必要がなかったのも助かりました。

 これだけがんばってるのに、出てきたもののクオリティが伴わないのは自らの非力ゆえ。あ、でも、学会での発表にはたくさんの方に来ていただきました。ありがとうございました。共同研究のKさんからお褒めの言葉をいただきました。

 さてさてそういうわけで今月はそんな感じだったのですが、帰ってきて一息つけるかと思ったらそうでもない。

 ToDoを確認すると、今日までに来年の学会の個人発表のエントリーをすませなければならないし(もうラウンドテーブルの方はしてあります>関係各位)、明日の読書会のレジュメを完成させなければならないし。4日までには来年の国際学会のエントリーも。

 レジュメ以外はさくっとすませられそうなのでひたすらやります。

 なんだかぎゃあぎゃあ忙しいとわめいているようですが、本当に忙しい人に比べれば屁みたいなものでしょうね。ふだんぐうたらな人間なもので、ペース配分が分からないのですよ。まあ、元気ですよってことで。

悪役の魅力

 アマネが12日に5歳の誕生日を迎えました。

 誕生日プレゼントに,まえまえから欲しがっていた「ゴセイジャー」のロボット,ゴセイグレードを贈りました。

 これがまたお高い代物ですが,まあよくできている。5体のロボットがきちんと合体して,1体のロボットになる。しかも,対象年齢3歳以上とあるのは伊達でなく,誰でも組み立てることができる。すごいなあ。

 こういうのを欲しがるところ,さすが男の子というか,ぼくの子というか。

 というのも,ぼくも小さい頃はウルトラマン,仮面ライダー,サンバルカンなど戦隊モノ,ギャバンなど宇宙刑事モノが大好きでした。もちろん,グッズのたぐいも集めていたように記憶しています。

 そうしたグッズのなかには,登場する敵に関連したものが必ずありました。ウルトラマンなら怪獣大百科とか,怪獣カードとか,怪獣人形とか。仮面ライダーなら怪人大百科とか,怪人カードとか,怪人人形とか。

 一つのテレビシリーズで,正義の味方は1組しかいないのに対して,敵は毎週とっかえひっかえ性懲りもなく襲ってくるわけで,バリエーション豊かなのは悪役の方だったりするわけです。かつてはそれで商売が成り立っていたんでしょう。

 実は,今では正義の味方の必殺技で思い出せることはあまりありませんが,悪役関係で思い出すことは結構あります。不思議時空とか。ツインテールとか。ヒトデヒットラーとか。バラバラマンとか。ガラモンとか。カネゴンとか。(後半はあれだな,ロボット8ちゃんとウルトラQだな)

 悪いやつほど,小賢しい策を巡らせて,そこがまたいじらしくて,見ていて楽しいんですよね。そういう魅力があったわけです。もちろん,最後は正義の味方がやっつけることが分かっていたからこそ,安心して悪役の魅力に浸ることができていたのですが。

 現在,おもちゃ屋に行ってみると,怪獣や怪人をフィーチャーしたグッズはあまり見かけません。

 子どもたちにとって,もうモンスターはポケット的な,かわいらしいものしか受け付けないのでしょうかね。

【ご案内】子どもの相互行為に関する文献を読む会

 以前ご案内しました,読書会の概要が決定しました!

 当日は,私の他,北大文学研究科の仲真紀子先生とゼミ生のみなさんが報告をしてくださいます。 

【日程】 2010年9月1日(水) 9:00~13:00
【会場】 北海道大学人文・社会科学共同教育研究棟 W507 

【文献】 Gardner, H. & Forrester, M. (2010). Analysing interactions in childhood: Insights from conversation analysis. Wiley.

【報告章】

3章 Ethnomethodology and adult-child conversation: Whose development? (Michael Forrester).
5章 Children’s emerging and developing self-repair practices (Minna Laakso). 
6章 Questioning repeats in the talk of four-year-old children (Jack Sidnell).
8章 Feelings-talk and therapeutic vision in child-counsellor interaction (Ian Hutchby).
9章 Intersubjectivity and misunderstanding in adult-child learning conversations (Chris Pike).

 参加をご希望の方は,レジュメ準備の都合上,8月30日までに伊藤(tito [at] edu.hokudai.ac.jp)までご連絡を。

 

家を見る

 団地の目の前にある公務員住宅が取り壊され,更地にされた。そこにあれよあれよという間に家が1軒建ったのが数ヶ月前。

 どうもモデルハウスらしく,「Jフルホーム」ののぼりが並び立ち,スーツを着た男性が数名その家のそばに常駐している。たまに家族連れが来たりして,スーツの方々が案内しているようである。

 というのが団地5階の我が家のベランダからすっかり見える。家を造るところから見ていたのだから,どのような人が,どのように造っていたのか,もちろん,非常に手際よくなのか,それともぞんざいになのかもよく分かっている。ただ内装はよく分からない。

 なので,休日の午後,散歩がてら子どもと一緒に「おうち探検」に行った。もちろん札幌で一軒家を構えるつもりは毛頭ない。「ひやかし」である。

 別件の内覧を終えて休憩中のスーツ氏に,向かいの団地の者だがどんな家になったのか気になるので見せて欲しいとお願いして,案内いただく。「工事中はうるさくなかったですか?」「そりゃうるさかったよ。でもしょうがないでしょ」と,「けんもほろろ」的オーラをしょっぱなより出しておく。

 まだ家具がなにも入っていないので大変ひろびろとして見える。窓も大きく,動線も分かりやすく,吹き抜けも開放的で,清潔感がある。ただ,いかんせん敷地が狭く,2階に上がる階段が急である。階段の下が物置になっており,階段の裏側がそこから見えたが,板の打ち付け方がどうも納得できない造作であった。

 2階の床に謎の穴があったので聞くと,通気口だそうだ。建築基準法で,強制的に空気を循環させるような装置をつけなければならないのだそうだ。うちにはそんなのはないよ。

「ここだったら犬も飼えるねえ」と言うと,最近ペットブームのアマネは顔を輝かせて「おうち買おう」と言う。「3000円なら買えるけど,その1万倍するからね」となだめる。

「ひやかし」の割にはいろいろと質問して時間をとってしまったが,スーツ氏にはずいぶんと丁寧に対応していただいた。どうもすいませんでしたね。

飲みまくった1週間

 先週は外で飲みまくりました。講義などが終わって解放されたからでしょうか。

【月曜】

 家族で久々に円山の「三徳六味」へ。向こうに越されてからはどうも足が離れがちですが,忘れてませんよ。夫婦で一通りのコースをお願いして,子どもには適当に,おにぎりや卵焼きを作ってもらいました。

 料理は相変わらずのすばらしさ。豊平にあったときに比べて,盛りつけというか,見た目がとても洗練されてきたように見えました。

 ところで,ずっとこのお店はご夫婦で切り盛りされていて,サブに何人かつくという形なのですが,久々に来たら奥様がいない。もしやと思ってマスターに聞いてみると,なんと赤ちゃんが生まれたとのこと。マスターの顔のなんと嬉しそうなこと。

 食事を終えようかという頃,その奥様が赤ちゃんを連れて顔を出してくれました。かわいい女の子。6月に生まれたばかりだそうで,生まれたてほやほやです。出産に際してはいろいろと大変だったそうですが,皆さん幸せそうでなにより!

【火曜】

 すでに書きましたが,Mさんといっしょにすすきのへ。

【水曜】

 木曜の打ち合わせ(?)に,いきつけの沖縄居酒屋「ゴーヤちゃんぷる」へ。ビール2杯で引き上げて,家でまた飲みました。

【木曜】

 で,その「ゴーヤちゃんぷる」へ。8月が誕生月だと言ってあったのですが,この日に常連さん何人かで誕生会を開いてくれました。この年になると誕生日はどうでもいいのですが,いざご参集いただけると本当に嬉しいもの。

 花かごにケーキまで用意されていて,あとはおばあの沖縄家庭料理と,新入りのヒロくんが繰り出す餃子やらティラミスやらでもう大満足。ボトルキープはしない主義だったのですが,ついに泡盛をボトルで入れてしまいました。

【金曜】

 Kさん,Tさんとともに,突発的に飲みに行きましょうという話になり,すすきのへ。Tさんが予約をしてくれたのは「平澤精肉店」。と言っても肉屋ではなく,モツをメインにした昭和風居酒屋でした。ホッピーに炒めたモツをあわせるともう最高ですな。

 もちろんこの1軒だけでは終わらず,2軒目にいつもの「夜光虫」へ。ところがこの日は冷房が壊れていたらしく,しかも外は今夏一番の暑さとあって蒸し風呂のような室内で,涼しげな酒を飲みました。

【土曜】

 日中は初めて,手稲区にあるていねプールへ。大きな流れるプールにボートを浮かべて家族できゃっきゃと遊びました。でもここは廃止の予定らしいですね。残念。

 夕方,近所の公園で開かれた納涼夏祭りにアマネと一緒に出かけました。しかし,子どもたちを相手にしたビンゴ大会が始まったとたん,じょうろから水をばらまいているかのような大雨。傘を差しながらもビンゴ大会は終了,こちらは1列もそろわず,さんざんな目に。

「ゴーヤちゃんぷる」で,「請福」という泡盛を飲む会があるらしく,お誘いを受けていたのですが,この雨でびしょぬれになり気持ちもおれて家に帰ろうかとしました。しかしアマネが「ゴーヤチャンポン行きたい」と言うのでやむなく(?)今週3度目の出撃。

 しかしやはりクーラーにあたっているとぞくぞくするので,家内に迎えに来てもらってビール1杯で退散しました。

 これだけ飲んで遊んでいて,肝心の原稿がほとんど進んでいないのが恐ろしいところです。

ふらの・Bossa

 Mさんより仕事の依頼があり,その前払いというか,副賞というか,まあともかくそれを口実としていっしょにすすきので飲むことに。Mさんにはいつも割のいい仕事を回していただいているので感謝です。

 18時半に南北線すすきの駅で待ち合わせ,地上に出て向かった先は,新京極通りの「ふらの」。名刺にまで「富良野出身」と書いているご主人の料理はなかなか繊細でした。茶碗蒸しのような自家製とうふ,さつま揚げ,ししゃも焼き,刺身盛りをつまみに,ビールとお酒をくいくいと。

 開け放たれた引き戸からサラリーマンとおぼしき御仁が「生3つね」と顔を出してすぐまた表の通りに戻っていきます。なんだろうと思っていると,どうも外の通りにここのご主人がテーブルを出していて,外で飲んでいる方たちがいる様子。

 ではもう一軒とMさんに連れられて向かった先は,すすきの交差点からちょっと北上したビルの2階にあるジャズカフェ「Bossa」。中に入ると壁一面のレコード。通りに面した窓には堂々としたJBLのスピーカ。

 それぞれジントニック,シャンディガフで乾杯。2杯目はハイボールを。つまみでとったフライドポテトを流し込みました。

 終電もなくなったので,帰ることに。近いうちにまた「居酒屋研究会」をやりましょうと誓って別れたのでした。

今年の家庭菜園

 ベランダにプランターを置き,種をまいてつましい菜園を開いています。

 去年はミニトマトを蒔いたんですが実はほとんどつけませんでした。冷夏だったせいでしょうか。

 今年はこんなのを蒔きました。なんだかわかりますか。

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 きれいな薄黄色の花弁の真ん中に,鮮やかな紫色の雌蕊。あまり畑では見かけないたぐいの花。

 これ,オクラです。

 オクラは,この花が落ちた跡からにょきにょきと天を突くように伸びてくるものだと初めて知りました。

 今年はそれなりに暑かったり晴れ間もあったので,これまでに3本ほど収穫できました。刻んで味噌汁に入れるとおいしかったです。