先日、近所にあるレストランに親子で行ってきました。「はっぴーママカフェ」というそのお店は、子どもが小さくてゆっくりした食事ができないという親向けに作られています。
※注 はっぴーママカフェは現在閉店しています。2010-01-17追記。
うちのアマネもそうですが、レストランに行ってもちっともおとなしくしていない、という子どもはいます。もちろん、4~5歳になってもレストランの中を走り回ってるなんてのはどうかと思いますよ。そういう場合は言えば分かってくれますから、きちんと注意すべきだと思う。ただ、言ってもよく分からないくらいの年の子となると、とにかくなだめすかせて座らせ続けなければなりません。ですがそれにも限界があります。
ちなみに、バイキングなどに行くと、アマネは必ずフリードリンクサーバーをいじりたがります。「チャー」とか言って、コップを持てとせがみ、コーラだのメロンソーダだのが出てくるあのサーバーに連れて行こうとします。ボタンを押すと液体が出てくるところが、水遊びをしている感覚なのでしょう。コーラをやるわけにはいかないので、ウーロン茶を何杯も飲む羽目になります(父親が)。
まあそんなこんなで、外食に行きたいのだけれど、敬遠せざるをえないという家庭はめずらしくないのではないでしょうか。件のお店は、そういうニーズに合わせる形で現れたものといえましょう。
店内には広めの遊び場があります。こちらは動き回りたい盛りの子ども向けスペースです。ボールプールとジムが楽しそう。ままごとコーナーもあり、アマネはこちらにご執心でした。このスペースには面倒を見てくれる方(保育士のようですが)が常駐しており、いっしょに遊んでくれたりもします。ちなみに、ハイハイする乳児向けのスペースは、授乳スペースと並んで奥に別にあります。
はっぴーママカフェでは、お誕生月の子ども向けにバースデーコースを用意してくれています。この日はそれを予約して来ていたのでした。コースは、サラダ、スープ、ローストビーフ、ステーキとローストチキン、ピラフと進みます。いっぺんに料理が出てこない形式は、うちの場合かなりハードルが高い。待てないから。
アマネは親が料理を食べている間、お腹が減っていなかったのか、はたまた遊びが楽しいのか、ずうっとキッズスペースで走り回っていました。お互いすぐ目の届くところにいるので、安心です。
コースも終盤、いよいよバースデーケーキのご登場。遊びをやめないアマネの耳元で「ケーキ食べる?」とささやくと、目の色を変えてきょろきょろとあたりを見渡し、ちょうどスタッフが運んできたケーキを見つけるといちもくさん。最後は記念撮影までついていました。
たとえばベビーシッターが日常的なアメリカのような国なら、外食するならば子どもを見ていてもらうという選択肢がありうるわけですし、日本でも親子三代での同居が可能ならば同様でしょう。このようなお店が成立するには、相応の社会経済的な背景があるのでしょうし、札幌にそれがあるというのも何かを示しているような気がします。