音韻意識研究徐々に始動

  ああ、今週もなんだかあっという間に過ぎ去っていったことであるよ。

 水曜、非常勤を終えたその足で新千歳空港へ。名古屋に向かう。共同で音韻意識の発達過程について研究しているhouさんと打ち合わせのため。

 中部国際空港に降り立ったのが夜中だったため、金山のカプセルホテルに投宿。寝るにはまったく不自由しないが、仕事をする環境ではないことが身にしみて分かる。

 明けて木曜、houさん宅におじゃまする。お嬢さんのtomoちゃんと必死になって遊ぶ。本題の打ち合わせが煮詰まるとtomoちゃんと遊ぶ。おかげでだいぶ慣れてくれたのではないかな。

 音韻意識の形成の発達をどのようにモデル化すればよろしいか、欧米で大量に生産される研究が立脚するモデルはむぁったくなっとらんと二人で憤慨しながらレビューを書く算段をたてる。さらには、口ではいくらでも耳に良いことが言えるわけで、そうすると実際にデータを取らねばならないわけで、そのために来年1月の調査開始に向けて、具体的に実験素材選定に入る。いよいよ、である。

 すやりすやり寝ているtomoちゃんに別れを告げ、飛行機で帰った札幌には雪が舞い降りていた。気持ちよいので白石駅から歩いて家まで帰った。

 明けて金曜、九州大の学会からずっと長崎に戻っていた妻子が帰ってきた。アマネはちょっと背が高くなった。きゃあきゃあ叫んでは部屋のすみずみを冒険し、札幌の家の感触をじわじわと取り戻しているよう。

 さあ、これから雪の季節である。今年は3人でそり遊びをしよう。

S氏来襲

 先週末、金曜から月曜まで、10年来の友人S氏が東京よりはるばる来札していた。

 S氏はぼくより10歳ほど年上であり、半年働き半年遊ぶという、なんとも羨ましい生活をしている。この生き方は彼が積極的に選んだものであり、ぼくにとやかく言う権利はない。彼はすでに10年間このような生活をしているわけだが、「最近、私のような生き方がさほど珍しくなくなって、日本はずいぶんと住みやすくなったと思いますよ」と話されていた。

 金曜から土曜にかけて市内のいきつけの居酒屋をはしご。そこで日曜からの計画を練る。温泉に行くことにした。

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 明けて日曜、北海道は低気圧に見舞われ、横殴りの風と雪が部屋の窓をたたいていた。函館にでも行こうかと算段していたが、ここは大人しく定山渓にとどめておくことに。「ラグーンラグーン」のCMでおなじみ定山渓ビューホテルに電話してみたところ、当日の部屋と無料送迎バスの予約が取れた。

 バスがトンネルを抜けると定山渓は雪につつまれていた。ホテルの部屋から豊平側の渓流が見えた。

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 ホテルは全体がキッチュな雰囲気漂っていた。ロビーや廊下に置いてあるソファーやテーブルがすべて大陸風味。お客さんも大陸(島の人もいたか)の方が多いような気がする。

 月曜の朝、大事な会議に遅れないよう、一足先に宿を出て大学へ。仕事が終わり、へとへとになったころ、宿を出て札幌市街に戻ったS氏が学内に出没。JRの駅まで送り、東京へと見送った。

 来月からまた南米チリへ行くという。

夜の長浜に麺が飛ぶ

 明けて学会初日。

 会場となった福岡国際会議場は大きくきれいでした、マル。

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 ポスター会場で、今回ぼくが発表するWSを企画された百合草先生にごあいさつ。そのあと、いっしょに発表する岩男さんと合流。夕方まではたらたらとWSなどを見ておりました。

 6時から本番。お客さんの入りは…まあ申し上げずにおきましょう。指定討論の森岡先生はじめ、お聞きくださったみなさま、ありがとうございました。

 さてさて、百合草先生、岩男さんとともに打ち上げに。タクシーに乗って向かった先は長浜。

 博多といえば中洲、中洲といえば屋台が有名ですが、屋台は長浜にもあります。

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今回はその中の一軒に3人で突入。おでん、焼き鳥等々をいただきました。〆はやっぱりラーメン。どうもこの屋台のおやじというのが有名人らしく、ラーメンの湯切りを、ダンスしながらおこなうのです。その様子を見に、観光客が寄ってきます。調子に乗ったおやじ、麺を百合草先生の頭の上めがけて飛ばし、それをふたたびキャッチするという技を見せました。

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 「記念だから」とわけのわからないことを言いながら3人で今度は中洲へ向かいます。屋台をのぞくとえらい混みよう。しかたなく普通の居酒屋でよしなしごとをしゃべっておりました。

 そんなこんなで初日終了。

ギリギリ人生in博多

 一昨日より福岡に来ております。日本心理学会大会に参加するためです。長崎生まれの妻がこの機会にと息子とともに帰省することに。なので、3人いっしょに飛行機に乗ってやってきました。

 空港で義父母と待ち合わせ、そこで妻子とお別れ。次に会えるのは再来週です。たっしゃでなあ。

 さてこちらは天神のアークホテル博多に投宿。ここは全室にLANが引いてあるので便利です。そんなに遅くもならないので快適ですし。

 ぼくの出番は初日の夕方からのワークショップ。そこで発表するプレゼン資料がまだできていないので、宿でしこしこと作成。が、いいかげん腹も減り、しょうがないのでホテルを出てすぐそばの中華料理屋へ。博多に来てなぜ中華か。このときはすぐに宿に戻って作業に復帰する予定だったのです。このときは。

 中華料理屋でビールを飲んだのがいけなかったか、「景気づけだ」と2軒めへ。近くのビアバーに入ってしまいました。日本ではまだまだ珍しいビールをケグ(いわゆる、樽ですね)でそろえているところ。ちょうど業者の人が入れていったばかりの、 GREENE KINGのIPAをいただく。ペールエールですが、飲み口がすきっとしていますね。IPAのサーバのとなりには、同じブルワリーのAbbot Aleがあったのですが、本日はなしとのこと。院生時代に缶で飲んだことはあったのですが、残念。このあと、 GUINNESSと、アメリカのShakespeareというのをいただきました。ワークショップの発表はハムレットに関するものなのでね。飲み干してしまえ、というわけです(こじつけですが)。

 なかなか良いお店でした。BEER’Sといいます。
 BEER’S 福岡市中央区天神3丁目7-1花田ビル201

 さて、宿に戻ってからPCを開けてみるのですが、なにしろ実は徹夜明けなので目がどうにもならなくなってしまいました。というわけでプレゼン作りは発表当日の朝からやることに。ギリギリの綱渡り的な生き方は治りそうにありません。