仕事納め

 事務室に行って、職員の皆さんがおのおの自分の机などを拭いていらっしゃるのを見ると、仕事納めなのだなあと思う。

 こんな時期ではあるが、来年度の学部広報誌とウェブサイト用の原稿依頼を、教員向けに出した。
先生たちが文書を読むのは仕事始めのときだろうか。依頼を出したことで、とりあえずの肩の荷が下りた感じ。

 年賀状の表書きだけは書いた。裏面は明日以降。

 明日から茨城の実家へ帰省する。4日に有給をとって、6日に戻ってくる予定。8連休である。

 それではみなさん、よいお年を。

卒論が終わった

 本日5時をもって本年度の卒論提出が締め切られた。

 私が指導を担当した2名も、提出にこぎつけることができた。まずはよかった。うち1名は夜を徹して書き上げたようである。
徹夜して仕事を仕上げるなどという経験は、社会に出たらいくらでもあるが、卒論とはその最初のものであろう。

 一難去ってまた一難。発表会が来年1月8~10日に開かれる。それまでに、印刷資料とプレゼン用の資料を作成し、
予行練習までしなければならない。正月を過ぎると頭がぼけっとするので、提出した勢いで28日までに2種類の資料をメールで送るよう指示。

 27日には、ささやかだがお疲れさん飲み会を行う予定。今年は中華である。

クリスマスでございます

 アマネはここ二日ほど家の中に閉じこもりきりにさせました。退屈だろうけど仕方ない。

 このところ世間ではクリスマスが大流行しておりますが、入院中のアマネのところには担当の先生がサンタの格好をしてプレゼントを渡しに来てくれたんだそうです。病院のロビーではプロの歌手の方が賛美歌を歌っておられました。時期によっては入院にもささやかな喜びがあるのだなと知りました。

 さて、昨日はささやかながら我が家でもクリスマス的なことをしましたよ。

 長崎のじいじばあばサンタより、アマネに仕掛け絵本のプレゼントがありました。札幌の父母サンタからも、絵本のプレゼントがあったようです。ペネロペの仕掛け絵本にはいたくご執心でありました。

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 夕食後にはおまちかね、LeTAOで買ったケーキの登場。アマネの得意分野はクリームの上のイチゴであります。大きな口を開けてあんぐりと。

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退院しました

 本日、昼前にアマネが退院できました。ご心配をおかけしましたが、結局はたいしたことなかったようです。
粉末の抗生物質をもらってきましたので、それを飲み終えて熱が再発しなければ、特に受診する必要もないとのこと。

 と、また油断していると火がぼうぼう、ということになりかねませんので、ここ2、3日は自宅で大人しくすることにしましょう。

 家内は病室で付き添いを3日続けたわけで、もうヘトヘトだそうです。

 アマネも病室では元気が有り余っていたように見えましたが、
家に戻ってから昼寝をさせるのにいつものようにドライブに出るとすぐに寝入ってしまいました。
見えないところでそうとうくたびれていたのでしょう。

母恋し

 アマネについてはみなさんからあたたかいお言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。

 さいわい経過は順調で、今日の午前中で点滴のチューブは外れ、その針から抗生物質を入れているだけの状態です。
点滴の機械から離れて自由に歩けるのは本当に楽そうです。

 主治医の先生によれば、このまま熱が下がり、血液検査で何もなければ、明日にも退院できるかも、とのこと。そうなればいいなあ。

 さて彼は見た目には元気で、夕方病室に行って付き添いを母親とバトンタッチするときには「ママ、バイバーイ」と気丈に手を振ります。
ところがしばらくすると、「ママ、ママ」と探し始めます。

 どうも不安らしい。「ママはあっちかな」と即席にママ探検隊を結成して、部屋を出て廊下やプレイルームを散歩しますが、
その勢いもすぐについえて「ママー」と叫びます。

 そうこうして2時間ほどすると、自宅で食事と風呂をすませて母親が戻ってきます。するとニコニコして「ママ、こー(抱っこのこと)」
と両手を伸ばします。で、「パパ、バイバーイ」と手を振ってお別れ。

 何か自分の身に普段とは違うことが起こると、どうも母親が恋しくなるようです。母の力強し。

快方へ

 ご心配をおかけしましたが、アマネは快方に向かっております。たぶん。

 寝る前にはかった体温は7度1分でした。見た目は普段通りで、肩車をせよとせがみます。おいキミ、病人らしくせよ。

 点滴で体力をカバーしている部分もあるため、見た目元気でももうちょっと様子を見ることに。

入院

 アマネが入院した。

 家内からそういうメールを受け取ったぼくは、ひとまず地下鉄に乗りこみ、平岸の某病院へと急いだ。

 朝からヨーグルト以外は食べようとせず、熱もはかってみたら40度を超えていた。小児科で紹介状を受け取って総合病院に入院したそうだ。

 病室に入ると点滴のチューブを腕からさげて泣いている姿。家に帰りたいらしい。

 入院の手続きやら準備やらで家内はいったん帰宅し、その間の付き添いを受け持った。アンパンマンを観ながら、病院食のおかずを口に運んでやった。少し食べた。

 主治医の先生が来て、検査結果を知らせてくれたものの、ウイルス関係はすべてシロ。X線の結果は明日かな。肺炎でなければいいが。

 2時間ほどで家内が戻り、バトンタッチ。帰宅し、こうしてブログを書いている。

 体は丈夫な方だと過信していたか。失敗だなあ。

カゼでもパーティー

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 家族3人そろって風邪をひいております。親2人は鼻や咳が出るくらいですが、アマネはそれに加えてここ3日くらい熱が出ています。 38度くらいを行ったり来たりなのにもかかわらず、ぼくでしたらもう寝込んで動けないと思うのですが、彼はなんだか知りませんが元気で走り回っています。

 1週間前に小児科にかかった際にはRSウイルスだと言われたようです。そのときには熱はなかったのですが、しばらくたってある日突然熱が出たため、「すわ、インフルエンザか」と警戒をはじめました。1日様子を見て3日目、昼寝後に体温を測ったところ40度あったため、「こらあかん」と小児科へ。日曜日だったのですが、近くの当番医を見つけてかけこみました。それでも彼は元気で「ぱぱ、てん」(パパが運転)と父親に命令しています。

 小児科の待合室はえらく混んでいました。時期柄みなマスクをしており、なかには待合いのソファーでぐったりと横になって動けない子も。お母さんにだっこされ、胸に顔を押しつけてしんどそうに肩で息をしている小さな子を見ると、切なくなります。そんななか、アマネは一人元気におもちゃコーナーで遊んでいました。おいキミ、40度あるんだぞ。ちょっとは神妙にしなさい。

 検査の結果、どうもインフルエンザではないみたいで拍子抜けしました。おとなしく家の中で静かにしているしかないわけです。これではタミフルも効きませんな。

 実はその日は、アマネが通っているスポーツクラブのクリスマスパーティが夕方からあったのです。なかば参加するのをあきらめていましたが、どうもインフルエンザではなさそうなので、すでに開始時間は過ぎていたのですが、ちょっと様子を見るだけと病院の帰りに寄ってみました。

 会場の体育館では赤ちゃんクラスから小学生クラスまでの子どもたちと親たちが全部で150人はいましたか、プレゼント交換会をしている最中でした。アマネも一番小さい子たちの輪に混ざり、紙袋をもらってきました。

 当たり前ですが、さすがにたくさんの人のいる場所にいたのがしんどかったのでしょう、その晩は夜中に何回か泣いて起きてしまいました。かわいそうなことをしたなあ。

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Mr.S strikes back! 2

 一夜明け、今宵もまたS氏との飲み会。

 夕刻、南北線すすきの駅改札にて待ち合わせ。約束の時間通りに氏は現れた。

「昼間は何してたんですか」
「定山渓に行く途中に小金湯温泉というのがあるんですがね」
「ええ」
「そのそばにアイヌ民俗の資料館みたいなのがあるんですよ」
「そんなのがあるんですか」
「札幌に来るにあたって下調べしておいたんですがね、昼間は真駒内からバスに乗ってそこへ行ってきました」
「おもしろかったですか」
「ええ、ずっと館内のビデオを見ていたんです」
「なんのビデオですか」
「イヨマンテの儀式です。熊の皮をはぐところはさすがにアニメになっていましたが」
「客は入っていましたか」
「私一人でした」
「そうでしょうねえ、で、温泉には?」
「入っていません」

 話をしているうちに本日1軒目「やき鳥 金富士」に到着。北専プラザビル地下1階にある。看板によれば昭和28年創業。
ゆうに50年を越えている。ネットですすきので安く美味い酒場を調べると、ここがまっさきに挙げられるほどの有名店。ぼくは初めてなのだが、
今回S氏を迎えるにあたり並の店ではご満足いただけなかろうと意を決して足を運ぶことにした。

 木枠の引き戸が古さを物語っている。開けると右手にカウンターが8席ほど、テーブル席が3~4卓、奥には小上がりもあった模様。
2名ねと指を2本立てると、若い店員さんがカウンターを指してくれた。

 まずはビール。瓶を頼むと、赤い星がラベルに書かれたサッポロラガー(通称、赤星)が登場。まずはこれで乾杯。さて、
食べ物であるが、ここはほとんどのメニューが200円台である。串ものは3本でそのくらいの値段。安いなあ。ポテサラと卵焼きにホッケ、
串はガツにトリモツにレバ、ツブもください。

 だいぶのども潤ったところで酒を頼むことに。ここの酒は「男山」しかない。旭川のお酒である。贅沢をして、ラインナップで一番高い
「男山 御免酒」をもらう。口当たりよく、うまい。調子に乗って、コマイ、身欠きニシンも追加である。

 客の回転もはやく、気がつくとカウンターの最古参となっていた。そろそろ腰を上げよう。2人で5800円ほど。2時間ほど滞在し、
さんざん飲んで食ってこれだけだから安いのだが、気になるのは「この店で2000円以上飲むと、死ぬ」という言い伝えがあること。
気にせず次に行くことに。

 さんざん食べた後だったので、2軒目はバーに。すすきの交差点からちょっと東に歩いたところにあるビル2階、The Nikka
Bar。せっかく札幌に来たのだから、S氏にはぜひ北海道のウイスキーを飲んでいただきたいと思い、お連れした。名の表す通り、
ニッカのラインナップはさすが(値段もさすが)。ぼかあウイスキーが苦手なので、ハイボールでおつきあいである。

 雰囲気を十二分に楽しんだ後、3軒目を探す。「ラーメンサラダを食べたい」とのS氏のご要望にお応えすべく店を探すも、
なかなかここぞという所が見つからず、30分ほど寒い中をうろうろ。結局たどり着いたのが、ラーメンサラダは出てこないものの、
油そばで有名な「米風亭」。

 ここはぼくがすすきの界隈を歩くときにはたいて3軒目くらいに入る店である。ヨーロッパビールのそろえが比較的よいのが特徴。
行者ニンニク入りソーセージと油そばを頼んだ。

 そうこうしているうちに終電の時間。あえなくタイムリミットとなり、豊水すすきの駅にて別れた。

 こうしてS氏は遠くチリへと去っていったのだったが、また来年札幌を襲うことは間違いないだろう。それに備えて、
お連れする店のリストをもう少し増やしておかねばなるまい。

Mr.S strikes back!

 酒友S氏が1年の時を経てふたたび東京より札幌に上陸を果たした。来札の知らせはすでに1ヶ月以上前から聞いていたゆえ、
相応に迎えるべく算段を重ねた末、二晩に分けて「札幌郊外で飲む」「すすきので飲む」をテーマに据えることに。

 初日はJR白石駅前からスタート。駅前の焼鳥屋「龍美」を集合場所に指定しておいた。
非常勤を終えた足でそのまま店に入るとS氏の姿。「どうも」「ええ」と少ない言葉を掛け合いカウンターにつく。
ビール瓶の中身を注ぎあい乾杯。

 これは印象にすぎないのだが、どうも北海道の焼き鳥にはコショウをかける店が多いように思う。塩で焼いてもらうように頼むと、
必ず仕上げにコショウをかけてよこすのである。内地ではあまり見かけないだけに、北海道焼き鳥の特徴と思いこんでいるのだが、はて。
事の真偽はともかくとして、この手の焼き鳥をまずは味わっていただこうとS氏をお連れしたのである。串を3種類、
野菜焼きを2種類ほど平らげたあたりで腰を上げた。

 次なる店は地下鉄南郷通7丁目駅から歩いて5分ほど、本郷通り商店街の中にある居酒屋「武蔵」。白石駅からタクシーで乗りつけた。
さきほどの「龍美」には何回か入ったことがあって勝手は知っていたのだが、ここ「武蔵」は初めてである。
ウェブで調べたら海鮮が美味く酒を飲ませる店とあったので選んだ。

 いつものことながら、初めての店のドアを開けるときは緊張する。しかし今日はS氏が後ろに控えているので心強い。
ガチャッとドアを押すと「いらっしゃい」の声。店は7割程度の入りか。よい雰囲気である。おすすめの書かれた黒板からアンキモを、
それと刺身2人前盛りあわせとナマコ酢をもらう。

 S氏と話をしているあいだに、まずはアンキモ。「こんな箸触りのいいアンキモは初めてだ」とS氏が激賞。ナマコもうまい、
刺身もいい魚を使っているようだ。これは信頼がおけそう。S氏はすでに酒に入ったが、ぼくは一休みにウーロン茶などを。すると「はあ?
何を飲んでいるんですか。そんな子に育てた覚えはありません」とS氏から教育的指導を受ける。
魚がなにより美味いのでここに根を下ろすか迷ったが、1時間強で店を出た。

 3軒目は特に決めておらず。商店街のなかにたたずむ、エクステリアのきれいな店を発見したので入ってみることに。店内に先客は0、
マスターが手渡してくれたメニューには値段がないときた。うひー、時価か。
S氏と2人してビクビクとビール2杯とアスパラバター炒めを口に放り込んですぐに退散(実際にはお通し含めて2500円くらいで済んだ)。

 4軒目に我が家のそばにある雰囲気のいいバーへお連れしようとタクシーに。ところが店の前まで行くと閉まっていた。うーん、
と仕方なく平岸駅まで歩き、手近にあったジャズバーに入った。男性二人がカウンターに入り、客は1人。常連のよう。
父親息子の親子で経営されているらしく、きさくに迎えてくれた。

 5軒目はジャズバーから道を隔てた反対側にある、若者向けのカフェバー。

「これだけ飲んでるんですけどね」と、S氏。
「ええ」
「ちっとも酔っぱらわないんですよ」
「なんででしょう」
「寒いところと暖かいところを行ったり来たりしているからですかね」
「そうですかね」
「なんだか充実感がないですね」
「そんなもんですかね」

 冬のはしご酒にもまた問題がありそうである。

 明日に続く。