7月24日から26日にかけて、札幌にて日本教育心理学会が開催されていました。
今回はスタッフとしても参加したのですが、表と裏の両面から眺めた学会の様子を書いてみたいと思います。
学会の招待講演はヘルシンキ大学のユーリア・エンゲストロム先生。先生は22日には札幌に到着されていました。今回はご家族での来日。新千歳空港までお迎えに行き、ホテルまでお送りしました。
先生の講演は24日、学会初日です。空いた一日は市内観光。大学院生のKさんCさんに同行をお願いして、滝野すずらん公園に遊びに行ってきました。楽しんでいただけたご様子でなにより。
公園に遊びに行ったその日の夕刻、学会のスタッフが招集されて初めて顔合わせ、打ち合わせが行われました。準備副委員長のY先生が八面六臂のご活躍で非常に頼もしい。反面、私たち実行部隊が何をどうすればいいのかいまいちよく分からないという、正直なところ少し不安なスタートではありました。
さて初日。私は朝から仕事があり、そちらにかかりきりでした。仕事というのは口頭発表の室内スタッフ。細々したことはペアの院生さんにまかせ、自分は座長の先生との打ち合わせとタイムキーパーをします。6~8つくらいの発表を強制的に聞かねばならないのですが、正直なところ、興味がないと退屈な仕事ではあります。
午後からはエンゲストロム先生の講演に参加。とても面白い内容だと感じました。夜6時(!)からは仲間内で企画したシンポジウム。遅い時間にしては結構盛り上がったのではないかと思います。打ち上げでは駅前のイタリアンに大勢で突入。大騒ぎしておりました。
明けて2日目。この日は朝から自分のポスター発表。小学校の授業分析をしたのですが、学会の性質にぴったりとあって、たくさんの方においでいただきました。ありがとうございます。
午後も少しだけ口頭発表の室内スタッフの仕事をして、夜からはM先生に誘っていただいた小規模な懇親会に参加。とても楽しいヨーロピアンな集まりでした。
明けて3日目。午前中はMさんと少し研究の打ち合わせをした後、午後から口頭発表のスタッフ。そのまま立て続けに2つのシンポジウムに参加しました。1つは状況論系の話として、もう1つは現在進行中の研究について。前者はすでに発達心理学研究に発表済みの内容をまとめたもので、とてもおもしろがってもらえたようでした。後者は最終日の最終時間帯とあって集客で苦戦するかと思いきや、聞いていただきたい方には来ていただけたようでよかったです。
シンポの後、スタッフルームに戻って大会委員長から〆の言葉があり、これで学会が表も裏も終了。最後のシンポの打ち上げに流れ込みました。