遊ぶ・学ぶ・働く―持続可能な発達の支援のために―

と題しました連続シンポジウムを,職場で企画しております。

総合研究企画『遊ぶ・学ぶ・働く -持続可能な発達の支援のためにー』を開催します

要領などは下記の通りです。教育・保育関係のみなさまにはとても魅力的な3日間となるのではないかと思います。

申し込みは不要,参加費も無料ですので,ぜひご参加ください。

遊ぶ・学ぶ・働く―持続可能な発達の支援のために―

日程 11月2日(水)19時から4日(金)12時まで
会場 11月2日(水)・3日(木) 北海道大学人文社会系総合研究講義棟W103
   11月4日(金) 教育学部会議室(3階)
★地図はこちらをご参照ください。
参加費 無料
申し込み 不要

A:基調講演
日時:11月2日(水)午後7時~9時 (開場:午後6時30分)
会場:人文・社会科学総合教育研究棟W103
演者:青木省三(川崎医科大学)
演題:「時代が締め出すこころ ~不寛容と無責任への疑義~」
司会:田中康雄(北海道大学)

B:シンポジウムⅠ
日時:11月3日(木)午前9時30分~午後12時
会場:人文・社会科学総合教育研究棟W103
テーマ:遊び心の謎に迫る
発表者:加用文男(京都教育大学)・宮浦宜子 (NPO法人 芸術家と子どもたち)
司会 :川田学(北海道大学)
コメンテーター:穴澤義晴(札幌市青少年女性活動協会)
ファシリテーター:水野眞佐夫(北海道大学)・伊藤崇(北海道大学)

C:シンポジウムⅡ
日時:11月3日(木)午後1時~午後3時30分
会場:人文・社会科学総合教育研究棟W103
テーマ:学校の限界線上における学び
発表者:乾彰夫(首都大学東京) ・加藤弘通(静岡大学)・吉田美穂(神奈川県立田奈高校)
司会 :宮崎隆志(北海道大学)
コメンテーター:横井敏郎(北海道大学)

D:シンポジウムⅢ
日時:11月3日(木)午後4時~午後6時30分
会場:人文・社会科学総合教育研究棟W103
テーマ:労働の場での発達
発表者:石岡丈昇(北海道大学) ・大高研道(聖学院大学)・川村雅則(北海学園大学)
司会 :上原慎一(北海道大学)

E:パネルディスカッション
日時:11月4日(金)午前9時30分~12時
会場:教育学部会議室
テーマ:人が育つシステムを再考する
発表者:日置真世(NPO法人 地域生活支援ネットワークサロン)・向谷地生良(北海道医療大学)
司会 :宮崎隆志(北海道大学)

ISCAR Rome 2011 (3)

2日目のキーノートスピーチはルーシー・サッチマンとエレノア・オックス。私としてはこのお二方のお話を一度に聞けるなんてことを想像したこともなかったので感動もひとしおでした。感動しすぎて何を言っていたのかいまいちよく理解していなかったのですが。こっそり録音していたので,あとで英語の勉強がてら書き起こしを作ってみようと思います。

昼からは自分のポスター発表。内容のイメージはこちらで確認いただくとして,ツイッターに書いたのですが,今回はクロス地にポスターを印刷してもらってそれをもってきました。大きな1枚の紙に印刷してポスターを持ってこようとすると,どうしても筒に入れてこなければならず,そうすると飛行機では貨物扱いになり,となると移動途中乗り継ぎなどがあるとロストバゲージの可能性が大いにあって,心配なのです。かといって,紙を鞄に入るように折りたたむとしわになります。クロス地であれば,たたんでプラスチックのケースに入れてしまえばしわはさほど気になりません。今回はその作戦で来ましたが,結果,特に問題もなかったので,学会では今度から全紙サイズのポスターを作る場合そうしようと思います。

私は英語でのやりとりに難があるので,貼ったポスターのそばからなるべく離れて立って,眺めている人がいても積極的に話しかけてこない限り黙ってるという作戦をとろうとしました。それでも何人かの方からは話しかけていただき,いちおう説明はしました。

ぐずぐず言ってないで,とにかく英語の勉強をしなければならないと思います。話をしたい!という動機さえあれば英語は上達する,という話もあります。一番シンプルなのは,英語話者の恋人を探すことだそうで。その一方で,英語の知識をとにかくたたき込んで,自信をつければ話すことそのものに対するおそれはなくなる,という話もありそうです。恐らく万人にふさわしい方法はないのでしょう。

ISCAR Rome 2011 (2)

開会式の前日、プレ企画から参加してきました。Maria Hedegaardの企画による、CHACDOCと呼ばれるグループによるセッションで、1日を通して開かれました。Hedegaardのことやその論文は最近知ったのですが、いわく、ひとつの制度的状況のなかにいる子どものことだけを見ても、その発達や学習を説明することはできない、複数の制度的状況のあいだにある要求されること(demand)の矛盾を通して子どもは発達するのだ、という主張のようです。彼女を中心として開催されている研究グループがCHACDOCなのだそうで、それを今回はプレ企画としてオープンにやってみたということでしょうか。

スピーカーの一人、Anna Stechenkoさんは、自分の態度をTransformative Activist Stanceと呼んでいました。言い換えると、"Change world, simultaneously change themselves"ということだそうです。Charlotte Hojholtさんのテーマは"How children arrange social communities across communities"で、子ども自身で自分の生きるコンテクストを作るという実践を紹介していました。Liv Mette Glbrandsenさんは離婚協議に子ども自身を参加させる実践の話。これらの研究の方向性を見ると、みなやはりレイブの言うような変革的実践に焦点を当てていたことが分かると思います。

あけて初日、会場のひとつローマ大学の講堂で開会式が執り行われ、そのまま2人のキーノートスピーチとなりました。うち一人はフランスのシステムデザイン研究者、もう一人は私にもなじみのあるDavid Olsonでした。オルソンの話は札幌でも聞いたことがありますが、そのときと同じような言語の話でした。続くスピーカーはPascal Begun。お名前は知りませんでしたが、システムのデザイナーということでした。ある道具をデザインすることは、それを用いる社会的なシステム全体をデザインすることでもあるという観点は、すでに普及したものでしょう。あまり具体的な話はなかったかと記憶しています。

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(左:ローマ大学講堂 右:大学内の松の木。これが「ローマの松」か…)

初日の午後からのシンポはたくさん並行して開かれていたので、個人的な興味でうろうろしていました。興味のわき方にもいろいろあると思うのですが、今回はミーハーに徹していました。

ご尊顔を拝見したい先生の一人が、Blum-Kulka。多人数環境への参加過程を子どもの言語発達過程として捉えている方で、関心の重なり方が自分とよく似ていて参考にしているのです。シンポでは、double-opportunity spaceという考え方を知りました。子ども同士の会話をそのように捉えるもので、それは「文化を創り、意味を作る」機会でもあり、同時に「談話の組織化の仕方が発達する」機会でもあるという考え方です(未見ですが、Blum-Kulka, et al. 2004に詳細があるそうです)。

ところで、今回のISCARは会場がローマ市内テルミニ駅周辺に分散していて、期間中毎日午前中に行われるキーノートスピーチは大学内なのですが、昼からのポスターセッション、午後からのシンポと口頭発表はそれとは別の建物で開かれていました。テルミニ駅を挟んで大学と反対側に会場があるのですが、その間がけっこう離れていて、歩いて15分はゆうにかかりました。宿が分科会会場に近い所だったので、朝大学まで15分かけて歩き、昼からまたホテルの方向へ戻るという毎日。荷物を抱えて歩き回っていたおかげで、夜はワインでイタリア料理をばくばく食べていたのですが、まったく体重は増えませんでしたね。

ISCAR Rome 2011 (1)

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院生の頃から来い来いとしきりに勧められていたISCARに、条件がそろってようやく参加することができたのが先週のことでした。

ISCARとはInternational Society for Cultural and Activity Researchの略で、読んで字のごとく、文化や活動といった鍵概念を共有して諸領域で研究を進める人たちの国際的な集まりです。

実際に今回この集まりに参加した人の名を挙げていくと、集まりの特徴が見えてくるかもしれません。たとえば、ジーン・レイブ、ルーシー・サッチマン、エレノア・オックス、ヤーン・バルシナー、ユーリア・エンゲストロームといった研究者たちは中心的な方々です。かつては複数の学会に分かれて開催されていたのですが、参加者が重複していたためにしばらく前に一つにまとまったのだそうです。それからは3年ごとに開かれるようになりました。

さて、そのISCARは今回はローマで開催されました。ローマとくれば、観光に買い物、食事と楽しみなことはたくさんありそうですが、さにあらず、そのような暇はほとんどなく(いちおう、なんとか空き時間を作ってコロッセオとスペイン広場には行きましたが)、ホテルと学会会場の往復で1週間がすぎてしまいました。これほど魅力的な学会というのはそうありません。

さてその内容ですが、最終日にキーノートスピーチをしたレイブの言葉に集約されるかもしれません。いわく、「私たちは、生きて動く人間を研究している」。死んでいない限り人間は生きて動くのですから、人間に関する研究をすることはすなわち、生きて動くものを調べることのはずです。しかし、人間科学の古いパラダイムは人間を生きて動くものとは見てこなかったと。

では、それに代わるのは何かというと、レイブは、マルクスの言う「フォイエルバッハ第三テーゼ」に描かれている人間観が参考になる、と言います。それは、環境が人間を作ると同時に、人間自身も環境を作るというものです。マルクスはこの作り作られというダイナミズムを「変革的実践」(revolutionary practice)と呼んだのですが、この視点で生きた人間の動きを見ようというのが、ISCARに集まった人々の底流にあると思います。ですから基本的には、「人間が何をしているのか、とにかく見てみよう」という発想が方法論となるのです。(上に書いたのは、最低限共有しているであろう枠組みで、実際には細かく見ると異質な部分を含むさまざまな流派が相互に相乗りして開催されています。)

では、実際に私が参加した企画をおさらいしていきます。

海外での学会というだけで浮き足立っている

日曜からローマで学会があるのでその準備に忙殺されておりました。

準備といってもたかだかポスター1枚作るだけなのですが、そこに盛り込むデータを新しく分析し直して、文章を作り、それを英語に訳して、校閲に頼み、レイアウトを工夫して、できたポスターを印刷屋に刷ってもらうよう依頼するというところまでなんとかたどり着きました。ぎりぎり金曜か土曜に刷り上がるというこの危ない橋を渡る感覚は嫌なものです。

そんでもってできあがっったのはこちら。

iscar poster_mini.JPG

なんかもう、文字ばっかりね。

ポスターだから展示しておけばいいやというわけもなく、これを英語で説明しなければならないという次なる課題が待っているのですが、もうそんな準備をする暇はありません。やぶれかぶれでなるようになれです。

ただ、4日に日本を発つのですが、台風が来てますねえ。大丈夫なんでしょうか。ちと不安ですがまあなんとかなるでしょう。

教育心理学会にて

7月24日から26日にかけて、札幌にて日本教育心理学会が開催されていました。

今回はスタッフとしても参加したのですが、表と裏の両面から眺めた学会の様子を書いてみたいと思います。

学会の招待講演はヘルシンキ大学のユーリア・エンゲストロム先生。先生は22日には札幌に到着されていました。今回はご家族での来日。新千歳空港までお迎えに行き、ホテルまでお送りしました。

先生の講演は24日、学会初日です。空いた一日は市内観光。大学院生のKさんCさんに同行をお願いして、滝野すずらん公園に遊びに行ってきました。楽しんでいただけたご様子でなにより。

公園に遊びに行ったその日の夕刻、学会のスタッフが招集されて初めて顔合わせ、打ち合わせが行われました。準備副委員長のY先生が八面六臂のご活躍で非常に頼もしい。反面、私たち実行部隊が何をどうすればいいのかいまいちよく分からないという、正直なところ少し不安なスタートではありました。

さて初日。私は朝から仕事があり、そちらにかかりきりでした。仕事というのは口頭発表の室内スタッフ。細々したことはペアの院生さんにまかせ、自分は座長の先生との打ち合わせとタイムキーパーをします。6~8つくらいの発表を強制的に聞かねばならないのですが、正直なところ、興味がないと退屈な仕事ではあります。

午後からはエンゲストロム先生の講演に参加。とても面白い内容だと感じました。夜6時(!)からは仲間内で企画したシンポジウム。遅い時間にしては結構盛り上がったのではないかと思います。打ち上げでは駅前のイタリアンに大勢で突入。大騒ぎしておりました。

明けて2日目。この日は朝から自分のポスター発表。小学校の授業分析をしたのですが、学会の性質にぴったりとあって、たくさんの方においでいただきました。ありがとうございます。

午後も少しだけ口頭発表の室内スタッフの仕事をして、夜からはM先生に誘っていただいた小規模な懇親会に参加。とても楽しいヨーロピアンな集まりでした。

明けて3日目。午前中はMさんと少し研究の打ち合わせをした後、午後から口頭発表のスタッフ。そのまま立て続けに2つのシンポジウムに参加しました。1つは状況論系の話として、もう1つは現在進行中の研究について。前者はすでに発達心理学研究に発表済みの内容をまとめたもので、とてもおもしろがってもらえたようでした。後者は最終日の最終時間帯とあって集客で苦戦するかと思いきや、聞いていただきたい方には来ていただけたようでよかったです。

シンポの後、スタッフルームに戻って大会委員長から〆の言葉があり、これで学会が表も裏も終了。最後のシンポの打ち上げに流れ込みました。

ISCAR-ASIA & DEE共同企画WS

ヘルシンキ大学からユーリア・エンゲストローム先生をお迎えする下記のワークショップに参加します。

定員があるそうですから,お早めのお申し込みがよろしいかと思います。


ISCAR-ASIA & DEE 共同企画ワークショップ
後援:日本教育心理学会

『ワークショップ:状況活動研究の最前線』

<日にち>
2011年7月27日(水)、28日(木)

<場所>
大正大学 巣鴨キャンパス
最寄駅 都営三田線 西巣鴨駅 徒歩1分
http://www.tais.ac.jp/other/access_map/access_map.html

<参加費>
無料

<定員>
27日 85名
28日 120名

<お申込み先>
7月16日(土)までに、『下記のアドレスまで』お申込み下さい。
DEE事務局 香川秀太 design_education_environmentアットyahoo.co.jp ※アットを@にご修正ください。
※件名に、1)27日か、28日、どちらに参加予定か、或いは両日か、ご明記ください。また、本文に、2)参加者のご氏名、3)ご所属先を記載してください。
※このアドレスは、今回のワークショップの申し込みに限り、使用いたします。他の要件で利用しないでください。
※定員に到達し次第、締め切らせていただきます。 7月16日の申し込み締め切り日より前に、定員に到達いたしましたら、DEEの下記のHPにて、告知させていただきます。
DEEのHP
http://sigdee.net/

■■7月27日(水)■■

教室 7号館6階 766教室
※正門入ってまっすぐ奥までお進みください。正門を背中に右奥にある、ガラス張りの新しい灰色の建物です。

①【13時~15時】「野火的活動:今後の状況活動研究の焦点」
企画:ISCAR Asia
登壇者:上野直樹(東京都市大学)、ユーリアエンゲストローム(ヘルシンキ大学)、茂呂雄二(筑波大学)、杉万俊夫(京都大学)

②【15時15分~16時45分】「学校空間の社会的構造」
企画:伊藤崇(北海道大)
登壇者:伊藤崇,川俣智路(北海道大),佐藤昭宏(北海道大)

■■7月28日(木)■■

教室 1号館2階 大会議室
※正門入ってすぐ右の黄土色の建物です。

①【12時半~14時30分】「越境的な組織改革・コミュニティデザインの試み:企業、医療、教育の実践から」
企画・司会:DEE
話題提供:前半:内橋洋美((株)ユナイテッドシネマ),吉村ひとみ(マツダ病院),諏訪晃一(大阪大学)
後半:村澤和多里(札幌学院大学),岡部大介(東京都市大学)・石田喜美(常盤大学)・加藤文俊(慶應義塾大学)・木村健世(アーティスト)
コメント:高木光太郎(青山学院大学)

②【14時45分~16時15分】「対話可能性を拡張する教育実践」
企画・司会:田島充士
話題提供:アナリサ・サンニノ(ヘルシンキ大学),宮崎清孝(早稲田大学),田島充士(高知工科大学)
コメント:岡花祈一郎(福岡女学院大学)

③【16時30分~18時】「越境概念の再検討:コミュニティ間の“境界”をいかにとらえるか」
企画・司会:DEE
話題提供:有元典文(横浜国立大学),青山征彦(駿河台大学),香川秀太(大正大学)
コメント:上野直樹(東京都市大学),伊藤崇(北海道大学)

今年の教心

7月末に札幌で日本教育心理学会が開かれます。

もちろん私も参加しますが,やたら出突っ張りです。おまけにスタッフもやります。「飲み屋マップ」でも作ってお配りしましょうかね。

ようやく日程が出そろったようですので,宣伝します。ご用とお急ぎでない方はどうぞ足をお運びください。


■ポスター発表

P4-35 一斉授業において児童は発話をどのように聞いているのか(4)
 伊藤崇・関根和生(北海道大学大学院教育学研究院・日本学術振興会/国立情報学研究所)
 日程:7月25日(月)9:30~12:00

■自主企画

24-J-12 7 月24 日(日) 19:00~21:00 1010 会議室
心理学研究・教育における理論の役割を考える
 企画・司会者:松本博雄(香川大学)・大久保智生(香川大学)
 話題提供者:陳省仁(光塩学園女子短期大学)・伊藤 崇(北海道大学)・加藤弘通(静岡大学)
 ファシリテーター:川田 学(北海道大学)

26-J-05 7 月26 日(火) 16:00~18:00 730 研修室
実践のアンサンブルをどう読み解くか:状況論・活動理論の実際(1)
 企画者:青山征彦(駿河台大学)・香川秀太(大正大学)
 話題提供者:青山征彦(駿河台大学)・伊藤 崇(北海道大学)・新原将義(横浜国立大学)・有元典文(横浜国立大学)・森下 覚(大分大学)
 司会・指定討論者:香川秀太(大正大学)

26-J-21 7 月26 日(火) 19:00~21:00 特別会議室
教室での身体的なコミュニケーションからとらえる学び
 企画・話題提供・司会者:伊藤 崇(北海道大学大学院教育学研究院)
 企画・話題提供者:関根和生(日本学術振興会/国立情報学研究所)
 指定討論者:福田信一(札幌市立幌北小学校)

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教心53回大会 口頭・ポスター発表予稿集原稿用テンプレート

日本教育心理学会53回大会がこの7月に札幌で開催されます。

発表を希望される方は4月15日(金)締め切りで予稿集用の原稿を投稿しなければなりません(当日消印有効、電子投稿も可能)。

テンプレートが大会サイトからダウンロードできるそうなのでやってみましたが、31日現在pdfしかないようです。ぼくが見つけられなかっただけかもしれません。

なので、Wordでテンプレート作ってみました。自由に使ってください。準備委員会の要求は満たしていると思います。ただ、ぼくはいまだにWord2003を使っているので、開く側のOfficeのバージョン違いでレイアウトが崩れるかもしれません。

jaep_53th_template.doc

第2回PORO研

先週末,Kさんを中心に開催している研究会的集まりの,ちょっと遅めの新年会を開いた。研究会的集まりの方をSAP研,飲み会の方をPORO研という(命名はKさん)。PORO研は2回目。第1回は夏にサッポロファクトリーでジンギスカンだった。

第2回の会場は,大学を出てすぐ南にある「場末の和顔」。2階奥にある1室のみの個室に通してもらう。

参加したのは,Kさんをはじめとして9名。教育学院の院生さんはもちろん,文学研究科の院生さんも。一番若いのは23歳。その23歳にKさんがやたらと厳しく教育的指導を入れていた。

このお店は初めてだが,料理はそこそこいけるし,酒のそろえもそれなりによろしい。本醸造だけでなく純米も吟醸もなんでも燗つけてくれるというのも非常に好感度高し。

新年会らしく,ぎゃあぎゃあと馬鹿話やらここには書けない話やらをして3時間が過ぎた。いったんお開き。

飲み足りないので2次会に行く。店を出て歩いてすぐの「かんろ西店」。札幌駅北口合同庁舎前にある本店の支店である。去年の夏にオープンしたのを見かけてはいたのだが,なかなか行けずにいた。

2次会には全員が残った。すばらしいね。

暖簾をくぐると焼き台には本店でおなじみの「お兄ちゃん」の顔が。「お,しばらくです」とあいさつ。お兄ちゃんだけでなく,弟さんの姿も。予約してたわけではないものの,9人入れてもらえた(本店では金曜の夜に予約なしで9人いきなり行って座れるなんてことは,まずない)。

夜も更けてみなの酒量がアップ。お銚子が飛び交う。すばらしい。

終電がなくなる前にお開き。楽しい飲み会でした。結構飲んだのにもかかわらず,翌日にまったく引きずらなかったのもすばらしい。