離乳食

 アマネも5か月に入り、離乳食が始まっている。

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 まずはトロットロに漉したおかゆを少量口にするところから始め、今ではゆでた野菜をすりつぶしたものや裏ごしした豆腐も食べさせられている。ゆっくりと30分くらいかけて、白湯を飲みながらの食事である。

  スプーンに少量取り、口の中に押し込む。美味しくないのかなんなのか、ぷぷうと下唇をつきだして口に入れたものを吹き出すこともある。正面に座る母親の顔はそのたびに食べ物だらけ。

 そんなふうに格闘しながらでも用意した離乳食はだいたいたいらげてくれる。特におかゆは文句一ついわずに食べている。米が好きなのは嬉しいね。

 おまけ4コマまんが「ホウレンソウを食べた日」

06020402.jpg  お?なんですか?

06020403.jpg  ごはんだ!いえーい

06020404.jpg  今日のごはんはなにかなー

06020405.jpg  おげー

コロン

 物の本によれば、赤ちゃんは腹側と背側の筋肉のバランスが悪いらしく、ことあるごとに反り返るかっこうになるらしい。アマネもそうだった。

 その反り返りが活かされる日が来た。4日、寝返りを打ったのである。これはその一部始終を追った連続写真である。

06010801.jpg  いくぞ~

06010802.jpg  せやっ

06010803.jpg  えびぞりっ

06010804.jpg  ぐぐぐ

06010805.jpg  ころん

06010806.jpg  むぐ

06010807.jpg  むぐぐ

06010808.jpg  できた!

06010809.jpg    天井なんてもう見飽きたのさ~

 写真を見ていただけると分かるのだが、体全体が横を向いた後、反り返るという姿勢がとられる。この姿勢が一般的に寝返りのプロセスに必要なのかどうか分からないが、少なくともアマネにとっては反り返りがここに利用されているようだ。無駄ではなかったのである。

 寝返りを打つのはいいのだが、自分の意志で見える景色を変えることが面白いのか、横にしたとたんにすぐコロンとする。コロンとした後、そこから自力で動くことができないので、どうしても親が抱きかかえにいく。するとそれもまた楽しいらしく、呵々と笑う。親も家事があるので横にする。ダ・カーポ。

成長を遠くに聞く

 ココログのサービスで、検索サイトからのアクセスについては、どのような単語で検索されたのかを教えてくれるというものがある。

 YUMENOKIの場合、「緑便」を検索してアクセスされる方がけっこういる。緑便はもう出ていないようです。心配ないと分かっていながら、心配してしまうものなのですよね。

 緑便はもう出ていないという情報は、妻の実家から電話越しにもらったもの。最近では、口から泡を吹いたり(別に病気じゃなくて、唇を開けたりしめたりができるようになったということ。これができると、/m/や/p/音が出せる)、ひとみしりをしたり、首がすわったりしているらしい。

 そんな妻と息子も今週末に帰ってくる。おれを見て泣きやしないだろうか。泣かれたら悲しいなあ。

決戦は日曜日

 日曜日。本日は朝からお子様関係の用事がつまっていた。

 午前中、生後3ヶ月の息子を対象とする実験を行うため、某先生たち3名さまがご来宅。今後継続する一連の実験の第一回目とあって、某先生方も息子も緊張のご様子。彼の反応はうまくデータになっただろうか。

 午後、息子がちょうど生後100日になった記念に、スタジオ写真を撮りに行く。歩いて30分の写真館。プロフィールに名前を書いて、着せる服を選ぶ段になって、店員さんがドレスの棚を開けてくれる。あのう、うちの子は男の子なんですが。確かに「アマネ」なんていう名前ですがね。

 夕方、札幌駅に移動し、茨城から遊びに来た両親と妹とその子を迎えに行く。

 夜はいっしょに食事。甥は離乳食を食べ始めたころだというので、豆腐ならいいかなと気楽に豆腐専門店を予約しておいた。だがこれが大失敗。通された部屋は掛け軸などかかっているような立派な個室。甥は目につく物なんでも触ってガンガンとたたかねば気が済まないお年頃。一方、息子は息子で普段と違う雰囲気にギャアギャアと泣き続ける。大人たちは気の休まるまもなく、おいしかったであろう食事もゆっくり味わえぬまま帰途についたのでありました。

緑のウンチ

 子どものおむつを取り替えていると、ここのところ、ウンチが緑色である。それも、鮮やかな緑だ。

 「緑便」といって、生まれて数ヶ月の子どもにはよくある色のウンチである。確かに産院から帰宅してひと月くらいはたまに緑便が出ていた。2ヶ月にはいるとドロリとした黄土色のウンチばかりだったので、このままでいるのかなと思っていた矢先に復活した緑ウンチであった。

 心配ないと分かっていても、どこか内臓の調子が悪いのではと、万が一というのを考えてしまう。本当は、子どもはほったらかしにしても育つ、くらいの気構えがよいと思うのだが、根が心配性であるため、どうもいけない。

 緑便の他にも、手の甲や足の裏にプツプツができていたし、顔の湿疹がなかなか治らないということもあったので、妻が子どもを連れて小児科を受診し、いろいろと見てもらった。しかし、いずれも特に問題ないとのこと。湿疹には塗り薬を処方してもらったようだ。

 今日も今日とて緑便なのだが、そんなおり、NHK教育『すくすく子育て』で「ウンチ特集」を観た。

 実にさまざまな色や形のウンチがあるものだ、とただただ感心した。元はほとんど同じなのに。

 と同時に、いろいろな色や形のウンチがある、ということを知っただけで、なんだか楽になった。これはどういう心理的変化なのだろう。孤立した一つの事例が、グラデーションの中に組みこまれることにより、なんらかのつながりが出来たということだろうか。仕事のネタになりそうな気がする。

子育て支援センター

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昼過ぎから、ベビーカーに子どもを乗せて、妻と3人で札幌市子育て支援総合センターを訪れた。2~4ヶ月児向けの歌遊び講座に参加するためだ。妻が申し込んでくれた。

 札幌市子育て支援総合センターは、昨年誕生したばかりの新しい施設である。札幌の繁華街、すすきのの中心から歩いて5分ほどの場所にある。繁華街のそばにありながら周囲は閑静なたたずまい。それもそのはずで、小学校の敷地内に、保育園と小学校に隣接して建てられている。さらに、正面入り口のすぐ脇には交番まである。

 歌遊び講座には15組ほどの親子が参加していたろうか。妻の友だち関係のみなさんを中心に小さな輪ができる。

 センター職員の方だろうか、講師となり、赤ちゃんを相手にしてちょうどいい歌を、参加者がそれぞれ自分のところの子どもに歌って聞かせる。歌といってもたいそうなものを覚えなければならないのではなく、子どもに向かい合うという姿勢とリズミカルな歌い方と肌と肌で直接触れ合うことを心がけましょうという程度。単純だが、確かに大事なこと。

 帰りがけに、行きつけの居酒屋に行き、子どもの顔を見せた。子どもを見るとみなにこにこしてくれる。そう言えば、地下鉄駅のエレベータではご高齢の方々がみな子どもの顔を見てにこにこしてくれる。街というものの持つもう一つの顔が透けて見える。

冬が来る前に

 先日のこと。妻が子を連れて札幌大通公園へ散歩に出かけたとき、小さな羽虫の大群が空中にぷかぷかただよっており、そいつらが子どもの鼻の穴や目に入って大泣きしたのだそうな。

 おそらく雪虫というやつだろう。札幌に来てから初めて知った。この虫が飛んでからしばらくすると、雪が降り出すのだそうな。雪を知らせる虫であるが、服や顔にぺとぺとつくので始末が悪い。

 雪虫が飛んだからというわけではないが、ストーブの準備をした。昨シーズンの残りの灯油を使って試運転をする。夏前に整備に出しておいたせいか、火をつけるとグオーという音とともにストーブ本体が小刻みに揺れるという現象はなくなっていた。よかった。灯油の値上がりが気にかかるが。

 今年の冬は子どもとともに過ごすわけで、ハイハイなどし始めたらストーブのそばに近づけないよう親はいつも気が休まらない。そこでストーブのまわりに置くサークルを買った。これでも安心はできないけどやるべきことはしておく。

 街路樹の葉はもう紅く、スーパーに行けば大根と白菜が野菜売り場の主役に躍り出ている。

 大学では、学生が卒論でそろそろ目の色を変え始めている。

 3度目の冬である。

指しゃぶり

 ちょっと遅いけど、阪神優勝おめでとう!胴上げの時に見せた藤川選手の涙には、ビールを飲みながらもらい泣きしてしまったよ。選手の皆さんにはぜひとも「2年前の忘れ物」を取りにいっていただきたい。

 はてさて。

 アマネが最近指しゃぶりを始めた。夕方から夜にかけてぐずるのが日課なのだが、何がどういう拍子にか、その際に、自分の指をしゃぶるようになったのである。

 指しゃぶりといっても親指をちゅうちゅうという感じではなく、人差し指から中指にかけてをのばし、それをまとめて口にくわえている。

 おしゃぶりを用意してそれをくわえさせているものの、いつの間にかはき出して、指しゃぶりに落ち着いている。

 腹をこわさないか、心配である。

撮影会は定時に来い

 昨日から、実家の父母が孫の顔を見に来ている。ちょうどいいので、写真撮影と宮参りに行ってきた。

 写真館には、予約を入れた11時に到着。ところが道中アマネはすっかり寝てしまっていた。覚醒した姿を撮りたいので、むりやりにでも起こす。当然ぐずる。しまいにはおっぱいをほしがる。

 というわけで到着後1時間は撮影にならんのでした。やっとのことで撮れた写真も、なんだか顔がぶちゃくれている。

 寝てていいときには起きているのにねえ。うまくいかんもんです。

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マーネと愉快な仲間たち その2

 やあ、ぼく、マーネ。尾張生まれのクマぐるみ。ぼくに弟分ができてから、もう2週間たったよ。

 弟分、アマネって言うんだけど、だいぶ大きくなっちゃったよ。一日中おっぱいをいっぱい飲んでるからだろうなあ。ぼくは何も食べなくていい体だけど、こいつはどうも、飲んだものをおしりから出してるから、おなかがすくんだな。ぼくみたいに、中にずっとためておけばいいのに。まあね、ゴーリテキじゃないね。

 最近じゃあ、ほっぺたとか、あごとか、おでことかに、たくさんポツポツができてきたよ。おっぱい飲み過ぎだよ。

 あとね、泣き声がしっかりしてきた気がするね。家に来た頃は、「ふにゃあああ」という声だったんだけど、おなかがすくと「ふぎゃあああああ」って、腹を使って泣くようになった。それに、目を覚ましていて機嫌の良いときには、「あ、あ、あ」なんて、声を出し始めてるし。

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 まだ、どこを見ているのかよく分からないけど。目の前にぼくがいても、天井とか、お外の方とか見てるみたい。

 まあね、ぼくはアニキだから、おそれおおくて正視できないってとこかな。ふふふ。