子どものおむつを取り替えていると、ここのところ、ウンチが緑色である。それも、鮮やかな緑だ。
「緑便」といって、生まれて数ヶ月の子どもにはよくある色のウンチである。確かに産院から帰宅してひと月くらいはたまに緑便が出ていた。2ヶ月にはいるとドロリとした黄土色のウンチばかりだったので、このままでいるのかなと思っていた矢先に復活した緑ウンチであった。
心配ないと分かっていても、どこか内臓の調子が悪いのではと、万が一というのを考えてしまう。本当は、子どもはほったらかしにしても育つ、くらいの気構えがよいと思うのだが、根が心配性であるため、どうもいけない。
緑便の他にも、手の甲や足の裏にプツプツができていたし、顔の湿疹がなかなか治らないということもあったので、妻が子どもを連れて小児科を受診し、いろいろと見てもらった。しかし、いずれも特に問題ないとのこと。湿疹には塗り薬を処方してもらったようだ。
今日も今日とて緑便なのだが、そんなおり、NHK教育『すくすく子育て』で「ウンチ特集」を観た。
実にさまざまな色や形のウンチがあるものだ、とただただ感心した。元はほとんど同じなのに。
と同時に、いろいろな色や形のウンチがある、ということを知っただけで、なんだか楽になった。これはどういう心理的変化なのだろう。孤立した一つの事例が、グラデーションの中に組みこまれることにより、なんらかのつながりが出来たということだろうか。仕事のネタになりそうな気がする。