物の本によれば、赤ちゃんは腹側と背側の筋肉のバランスが悪いらしく、ことあるごとに反り返るかっこうになるらしい。アマネもそうだった。
その反り返りが活かされる日が来た。4日、寝返りを打ったのである。これはその一部始終を追った連続写真である。
写真を見ていただけると分かるのだが、体全体が横を向いた後、反り返るという姿勢がとられる。この姿勢が一般的に寝返りのプロセスに必要なのかどうか分からないが、少なくともアマネにとっては反り返りがここに利用されているようだ。無駄ではなかったのである。
寝返りを打つのはいいのだが、自分の意志で見える景色を変えることが面白いのか、横にしたとたんにすぐコロンとする。コロンとした後、そこから自力で動くことができないので、どうしても親が抱きかかえにいく。するとそれもまた楽しいらしく、呵々と笑う。親も家事があるので横にする。ダ・カーポ。