子どもの特権

ケータイで撮った写真を整理していると、昔の子どもの姿がぞろぞろ。

多いのは、何かの衣装を着ているもの。ショッピングセンターとかで開催されるイベントに顔を出すと、だいたい決まって警察や消防署の方々が来ていて、PR活動をされている。その一環で、子ども用の衣装を着せてくれるのである。

親はバカなので、まんまと子どもにそれを着せてもらい、にやにやと写真を撮る。そんなコスプレ写真をどうするというわけでもないのだが、なんだか撮りたくなってしまうのである。

たとえば、こんなふうに。アリオにて。

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あるいは、こんなふうに。雪まつり・つどーむ会場にて。

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これは、キドキドという遊び場に置いてある衣装。イーアスにて。

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七夕飾りの将来の夢に「八百屋になる」と書いていた(代筆で)時代。なじみの居酒屋のおばあに着せてもらう。居酒屋ごーやちゃんぷるにて。

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ミュージシャンが来れば、楽器を奪い取り、マイクも奪い取り。居酒屋ごーやちゃんぷるにて。

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最後はちょっと違うけど、貴重なので。夕張市のキャラクター、夕張夫妻。負債とかけてるわけで。メディア芸術祭巡回展にて。

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衣装を着せてもらうのだって、楽器を貸してもらうのだって、着ぐるみのそばに行くのだって、実は大人もやりたいかもしれない。少なくともぼくは、着ぐるみの肌触りを確かめたくなることがよくあるし、コスプレだってたまにはしてみたい。

しかし、子どもたちが集まって手を出そうとするそれを大人である自分が奪うわけにはいかないし、なにより大人の目がある。それは許されない。そう考えると、子どもには大人が持っていない特権があるのだ。

まあいまのうちに存分にその特権を行使しておいてくれ。大きくなったらできなくなるんだから。

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