福江島紀行

 連休を利用して長崎に行ってきました。昨年行った平戸の海が楽しかったので、今年も海で遊んでみようと、めったに行くことのない五島は福江島へ。

 福江島へは長崎港からジェットフォイルに乗って1時間ちょっと。幸い波はたっておらず、心地よく揺られているといくつもの島影が見えてきます。

 港に降り立ち、まずは初日の宿へ。旅館「富久屋」ではアマネが宿のおばちゃんお姉様方に熱烈歓迎されていました。子どもが来ると言うので、お風呂には水鉄砲を、部屋には車のおもちゃを用意しておいてくれました。帰りがけにはお菓子もわんさかくれました。

 五島に来たからには魚介を堪能しなければなりません。楽しみにしていた夕食には、刺身、カマス塩焼き、ウニ、サザエなどなど。刺身の身が締まっていておいしい。夜は町に繰り出そうかと思っていましたが、夕食のあまりのボリュームに断念。

 あけて2日目、今日は一日島をぐるりと回る予定。レンタカーを借りてまずは島の西側をめざします。なんでも自称日本一美しいとかいう高浜海水浴場へ。

 車で走ってみると、案外に広い島です。1時間ほどかけて海水浴場に到着。さすがに砂浜には誰もいません。ここの海も水が大変にきれい。ただ少し波が出ていたのと、平戸のような遠浅ではないため、波打ち際で波と追いかけっこをしたり、足下の砂が波にさらわれていく感触を愉しんだりしたくらい。浜に流れ込む山からの小川の水が温かかったのでそこに足をつけて長いこと遊んでいました。

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 大瀬崎灯台の立つ絶壁を眺めてから再び町に戻り、2日目の宿「上乃屋」へ。

 夕食後、アマネが寝たのを見計らって、夜の町へ。飲み屋街は、商店街のアーケードを一筋奥に入ったところにありました。その一番外れにある「ふくろう」に入ってみます。

 明るい店内にはカウンターと小上がりが数卓。そのカウンターには先客のご夫婦が1組。その隣に座らせてもらい、生ビールを。カウンターの目の前には大鉢に入った総菜が並んでいます。夕食はとってきたので、軽くアジの酢漬けをもらいます。ふくよかなおかみさんが「魚が好きならこれはどう?」とすすめてくれたのは、干したキビナゴを甘辛く炊いたもの。こうなったら焼酎ですね。お湯割りをもらいます。

 こうして夜は更けて次の日。とうとう島を出る日です。車で向かったのは、鬼岳(おにだけ)。斜面すべてが芝で覆われたこの山はかつての火山だったそうです。やっとの思いで登り切ると、周りの海や島が一望できます。

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 堪能した一行は、午後の便で再び船上の人に。こうして2日間の島暮らしは終わりました。

 さて後日、札幌に戻ってきたときにとある居酒屋で五島の話をすると、かつてトライアスロンをしていたというご主人がうらやましそうにしていました。なんでも福江島はトライアスロンを島上げて応援しているのだそうで、確かに車で走っているとやたらとローディーが目につきました。

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