一日大野睦仁先生

 土曜日は、伊達に行っていた。加藤恭子先生たちによる、教師の力量を高めるための自主サークル「れら」主催の研修会に参加するため。加藤先生には昨年からずっとお世話になっていて、今回もお声をかけてもらった。

 今回は、札幌の小学校で教鞭を執られている大野睦仁先生のお話を一日たっぷりうかがうという企画。

 きらきらひかる@WEB(大野先生個人サイト)

 午前中は、先生の得意とされているPA(プロジェクト・アドベンチャー)の技法の体験、それと新学年が始まった時期に教師が心得ておくことについて。

 午後は先生が特に力を入れておられる「いのちの授業」について。実際に授業で用いた絵本や映像を使って。最後は参加者全員で今日一日の自分の学びについて振り返るワールドカフェ式のセッション。

 よく個別の経験によって形成してきた教師の潜在的な技能を「引き出し」にたとえるが、このように一人の教師の「引き出し」を開け広げて中身を大勢で眺めるという機会はそうないのではないか。そういう意味で得がたい勉強をさせていただき大野先生加藤先生はじめ関係されていた先生方に深く感謝する次第です。

 勉強の醍醐味は「分かるようになること」ではなく「ますます分からなくなること」だとはよく言われることだが、一日大野先生のお話を聞いて疑問が次々わいてきた。当日はなかなか言語化できずもやもやしていたが、一日おいてようやく形になってきた。

 Q-Uってそんなにすごいのだろうかとか、「学級」っていったい何のために必要なシステムなんだろうとか、「いのち」と言う理由はなんなのかとか。

 その日の夜、駅近くの焼鳥屋で開かれた懇親会にずうずうしくも顔を出したが汽車の時間もあって中座した。大野先生にはお互い同じ市内なので近いうちにお話しさせてくださいと告げて失礼した。

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