週末の北海道は大荒れで、ずっと吹雪でした。おかげで飛行機がなかなか飛ばなかったらしく、金曜の教授会ではこれから出張だという先生が「どうしよう」とこぼしていました。
雪が降れば庭かけまわるのはイヌと子どもくらいのもんだろうと思っていましたが、さすがにこれだけ降ればイヌも子どもも食傷気味であります。
雪に飽いた子どもは家の中で遊べばよいのでしょうが、まああらかた遊び尽くしてしまっている。そういうわけで、近所の100円ショップに行ったついでに目についたおもちゃの剣を買ってきました。そう、チャンバラです。
アマネは2本をそれぞれ両の脇に抱え、部屋の中をうろうろとしています。
こちらが「あら、あちらから刀を2本差した強そうなお侍さんが。お名前は何とおっしゃるの」と町娘風に言えば、「ぼくはけんけんけんすけ」。
「けんけんけんすけ?」「そう、剣が2つだから、けんけんけんすけ」「おー、ははは、なんと強そうなお名前」
そう言ってほめた町娘に、けんすけ氏は斬りかかります。「やあ、とお」「あれーやられた」
窓の外はびゅうびゅうと雪が降っています。そんな日曜の午後。