金富士本店と支店

 このところ、機会があれば金富士に行くようにしている。

 金富士には本店と支店がある。本店はススキノのほぼ中心、
地下鉄南北線のすすきの駅を出て南へ、東宝公楽にそって左手に折れた先の北専ビル地下1階にある。支店は狸小路をひたすら西へ西へ、
アーケードがとぎれてもさらに西へ進んだ先にある。

 本店と支店、両方に行ったことがあるが、品書きやシステムはだいたい同じ。酒を頼めばそれに応じてお通しがついてくるとか、
串ものの作り方(肉のあいだにタマネギを挟む)とか。ただ、微妙な違いもある。本店は酒の種類が多く、ワインやサワーも置いている。また、
総じて料理の数も多いようである。

 昨年末、家族が一足先に帰省した際、院生のHくんとともに支店へ。
カウンターの先客に挟まれるようにして空いていた2つのイスに座る。向かいあった壁に貼ってある品書きに、煮込みの文字が追加されていた。
冬季限定らしく、10月ごろに初めて訪れたときにはなかった。まずは瓶ビールと、煮込み、それに串ものを適当に、忘れちゃならない卵焼き。

 煮込みは想像していたようなモツ煮ではなく、牛肉を煮込んだものだった。んまい。酒に切り替えて2人で7本ほど空ける。
それにあわせて串を追加、加えて湯豆腐に塩辛。

 これだけ食って飲んで2人で4000円ちょっとである。安い。

 昨日は、飲む約束をしていた方が急病になり、蓄積されていた飲む気を発散すべく、ひとりで本店の方へ。
金曜夜7時の店内は激烈に混んでいたが、ちょうど最初のお客さんが帰る頃で、空いたカウンターの端に陣取ることができた。

 まずは瓶ビール、お決まりの卵焼き、それにポテサラ…え、売り切れ?早いなあ。では、とりもつにガツ。
座っているのはカウンター一番奥の席だが、この目の前にはテレビが置かれている。一人飲みにテレビはなかなか重宝なものである。
酒を1本もらい、塩辛で飲む。

 30分ほど飲み、満足して切り上げる。1800円ほど。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA