教育心理学会にて

 先週末に東京学芸大学にて開催された日本教育心理学会に参加した。

 初日の午前中は、名古屋短大の松本博雄さんとともに行っている研究のポスター発表。

 伊藤崇・松本博雄 (2008). 音韻意識の形成過程の多様性を探る試み
(3) 日本教育心理学会第50回総会論文集 p.10.

 在籍責任時間中に3人の方にいらしていただき、議論することができた。おいでくださった方に感謝申し上げます。

「この先どうしようか」と2人で悩んでいたところだったのだが、関心を持ってくださるかたがいて勇気づけられた。
もう少し話を広げてやってみようということになった。

 翌日は午前中のみ、2つのシンポジウムをかけもちして聞きに行く。ひとつは、ある小学校で行われた算数の授業を題材に、
教育心理学者が分析したり語り合ったりするもの。もう一つは、教育実践を記録していくことの意味についてのシンポ。いずれも、
授業中の相互作用を分析した研究について最近あまりフォローできていなかったので、情報を収集するために参加した。

 一度は退会しようかと思っていた教育心理学会だが、ここにきて実はホームグラウンドなのではないかと思うようになってきた。
もう少し、教育という問題に心理学から何ができるかを考えてみたい。

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