感動のバー

 教育心理学会に参加するために東京に来ています。

 んでも、学会の話は後。飲み屋の話をしましょう。

 東京に着いた日、共同研究者のMさんとその初代学生さんのEさんとで、新宿南口にある秋田居酒屋で飲みました。おでんが大変おいしゅうございました。帰りに「10のつく日ですから」ということで生米を1人2合(ぐらい)ずつもらって帰りましたが、人妻Eさんにすべて差し上げました。

 次の日、国分寺まではるばる行き、学会に参加しました。Mさんとの共同研究の発表には大勢の方がいらしてくださいました。ありがとうございました。ちょっと元気がでてきました。

 11日の夜は時間があったのですが、どなたも誘ってくれなかったので、一人で新宿界隈を探索することにしました。ちなみに、学会で飲みに誘われることはまったくないのです。これは私の人格の問題ですね。飲んでいても暗く黙ってるだけですから。

 一軒目は歌舞伎町のまっただなかにあって奇跡的に安い居酒屋「やきとり番番」。カウンターのみの焼鳥屋ですが、5時に入っても席の半分くらいは埋まっているくらいの人気店です。煮込み豆腐、ガツ刺しなどを注文して、さんざん飲んで食って2600円くらい。ごちそうさまでした。

 2軒目は、ホテルに戻った後でふらふらしてふらりと何の気なしに入ったバー、「ドンキホーテ」。6時に足を踏み入れると、まだ準備中といった感じで冷たくあしらわれましたが、「こういう店ほどいいのだ」と思い踏みとどまりました。

 ジントニックを飲み一息つき、マスターに話しかけました。マスターは長らく歌舞伎町でお店を構えて入らしたのですが、例の家事騒ぎやヤクザ騒動で嫌気がさして静かなあたりに居抜きでお店を移されたとのこと。

 2人目のお客さんが入ってくるに及び、ここはいい店だと確信するに至りました。あまり詳しいことは言えませんが。久しぶりに、バーで酒を飲んで感動しました。バーで「大政小政」の話なんかすることはないですよねえ。

 3軒目は適当に入った焼鳥屋で。

 4軒目。ここもよかった。新宿5丁目の沖縄料理屋「宜野座」。カウンターで飲んでいると、突如後ろの座席でモーアシビが始まってしまいました。

 ずっと演奏者を見ながら酒を飲んでいると「あんたもやってみるかい」と女将さんに三線を弾くよう誘われ、とりあえずは開放弦の弾き方だけ覚えました。

 新宿歌舞伎町なんかで飲んではいけませんねえ。飲むなら外れの方ですよ。

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