翻訳のココロとは

 ただいま縁あって翻訳の仕事を2本かかえていて、しかもどちらも大急ぎで仕上げなければならないもので、「どうしやう」
と頭を抱えております。頭を抱えるくらいなら指を動かせばいいのですが。

 翻訳にもいろいろな方針があると思うのですが、私が翻訳をする上で肝に銘じていることはただひとつ、「日本語として理解できること」
だけです。

 茂木健一郎さんのブログで最近知った話なのですが、ココロに響いたのでご紹介。有名なようですのでご存じの方も多かろうと思います。
ちょいと脚色を交えて。

 中学の英語の時間。教科書に出てきた”I love you.”の一文を学生は「私はあなたを愛しています」と訳した。
完璧な和訳に思われたが、教師は点数をあげなかった。

 「私たちはそんなふうに言わないでしょう」と、その教師。そして出した訳が「月がきれいですね」。

 教師の名は夏目金之助、筆名を漱石といった。

 この話、ぜひ出典を知りたいんですが、ご存じの方はおられませんか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA