もうそろそろ2歳になろうかというアマネが最近覚えた行動が、「マ・マー」と言うこと。もちろん「ママ」のことである。
1歳頃から「パパ」とは言うことができた。「ジジ」も「ババ」も言っていた。「ママ」だけがまだだったのである。
どういうときに言い始めたのか。先月の末からだろうが、正確には覚えていない。妻も正確なシチュエーションを記憶していないという。
「マ・マー」(”・”は、「ん」のような、「っ」のような、そんな空隙)と甘えた声で妻に「こ、こ」をねだりにいく。「だっこ」
のことである。
これまではどのようにママのことを指示していたかというと、「ん、ん」と言いながら指をさしていた。「ママはどこ?」と尋ねると、
そのような行動をとっていたのである。
理解語彙と表出語彙という用語がある。かつてのアマネにとっては「ママ」は理解語彙だったが、いまや表出語彙になったわけだ。
このずれが、なぜ起こるのか。さっぱりわからない。