つくば生活(1)

本日より,筑波大学人文社会科学研究科の客員研究員として所属することとなりました.正確な所属がよく分かっていないので(ただでさえ筑波大の組織は複雑だ),間違っているかもしれませんが,まあそういうことです.

子どもと大人の相互行為を会話分析の手法を用いて分析する高木智世先生のもとでイチから会話分析について勉強する所存です.できれば,1年間の滞在中に,手元の小学校観察データを分析したいと思っています.

私のことをご存知の方はご承知でしょうが私は17年前まで筑波にいました.少し前に博論の件で何度か大学を訪問したのでまったくの浦島太郎状態ではないのですが,それでもここ数年で大きく変わったと思います.(こういう言い方は関係者しか分からないと思うのですが)平砂から芸専に行く途中に,なんと,カスミができていました.

そういう変化もありながら,ずっと気がかりなのは,道路のあちこちで雑草が伸び放題で荒れた雰囲気を醸し出していることです.雑草を刈る人件費もないのでしょう.

茨城の片田舎に住んでいた幼少期は,筑波というと最先端の未来都市というイメージでした.それがいまでは,80年代的な都市設計の敗北を如実に示していると思います.コンパクトシティの対極ですからね.

それでもそうした町に憧れ,そこで若い時期を過ごした者として再びここで学究生活に打ち込めるのは幸せなのかもしれません.

何かありましたらまた報告します.したっけねえ.

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