手伝いの効用

息子もなんだかんだでこの8月で6歳である。まだまだ子どもだと思っているが(実際子どもなのだが)もういろんなことが自分一人でできるようになっている。

最近は手伝いを頼むようになった。6歳児の能力で十分できること、しかも家庭の中だけにとどまらない、社会的広がりをもつ仕事を任命している。

例えば、ゴミ捨てとか回覧板回し。こういうところから社会のルールというのがあるのだということをぼんやりと知ってほしい、と思ってのことなのだが、まあ親の心子知らずで、それでよろしい。何かに教育的付加価値を見出そうとすること自体がやましいのである。仕事はそれ自体で重要で価値があることなのだから。

では手伝いの効用は何かというと、それが子どものためになる、というのは一種の言い訳で、とにかく親が楽になるのが一番の効用である。手が足りないときに、「あ、ここに『手』があるじゃないか」と気づいた安堵感。

今息子は「お遣いをする」と息巻いている。タイミングよく、大きな道路を渡らずにすむ場所にコンビニが新しくできた。そこに何か買いに行ってもらおう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA