心理学の概論のような授業をしていると、脳についてどうしても触れざるを得ない。たとえば、脳のこの辺が視覚野で、この辺が聴覚野で、この辺が前頭葉で、とか。
今までは、脳の断面図をスライドや資料で示すだけだったが、やはりそれだとなんとなく面白味に欠ける。かといって、脳の立体造形だと今度はかさばる。
なんかいいのはないかなあと思っていたら、Amazonでこんなのを見つけた。
脳のポーチ。これは直感的にくるものがあった。のでポチッと買ってしまった。
脳のしわしわがポーチの表面に刻まれており、色合いもなんだか妙に生っぽい。学生にさわらせると「気持ち悪い」。そうだよな。
写真は右側頭部から見た絵だが、もちろん反対側には左側頭部が描かれている。今日の非常勤では、これを使って聴覚野の紹介をした。ポーチの絵が側頭部なのでちょうどよかった。
この内臓ポーチ、シリーズ化されているようで、Amazonにはこのほかに肺、心臓、腸、胃がラインナップされていた。
まあ飛び道具にすぎないが、それで学生が何かを感じ取ってくれたらめっけもんである。