生姜の夜

 研究の打ち合わせで、ただいま東京。

 ゆうべは寝所のそばでひとり飲み。新宿5丁目のあたり。

 1軒目でビールをしこたま、それに谷中生姜、鳥レバ煮、そら豆。谷中生姜は札幌ではなかなかお目にかかれないもの。味噌つけて食べるのがとてもよろしい。

 2軒目、ドンキホーテへ。先客の女性と話し込んでいたマスターにご挨拶。おみやげ、空港で買った「生クッキー」。売店のおばちゃんによれば、「去年は生キャラメル、今年は生クッキーがクる」らしい。

 黙っていても最初に出てくるのがジンリッキー。この時期だからこそ、爽やかでうまい。ついつい2杯目をおかわり。

 若い男性2人組が隣に座る。大泉学園でお店をしていて、その記念の会にマスターが参加されたのでお礼に来られたらしい。若いのに三橋三智也にやたら詳しい。

 すぐ隣に座っていた男性がモスコミュールを注文。「あんたもどう?」とマスター。いただきます。

 銅のビアマグのようなものに入って出てきた。ひとくち。なんだ?いままでに味わったことのないほど清冽な生姜の香り。強烈にうまい。「これで作るの」と見せてくれた小瓶はジンジャービア。ジンジャーエールではないようだ。「なかなか日本では売ってなくてね」とのこと。

 新しいお客さんが入ってきたので席を空けるために店を出た。今回もまた楽しい時間を過ごさせてもらった。

 そういえば、やたら生姜に縁がある夜だった。

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