10年の変化

 私の所属する学部が創設60周年を迎えるということで、その記念プロジェクトのメンバーになった。もう一人の先生と二人で、
式典で配布するパンフレットを作成することに。

 すでに10年前に50周年式典を開催しており、その際にも「写真で見るあゆみ」のような冊子はつくられたそうだ。今回は
「それから10年」という調子のものを用意する必要がある。

 担当の先生とああでもないこうでもないと悩み、とりあえず10年分の写真を集めることに。でも、どうすればいいのか。

 とりあえず、過去の学部案内パンフから適当な写真をピックアップできないかと、事務から過去20年分を借りてきた。
20年分がひと束になっていたのである。

 ぱらぱらとめくると、今は教員となっている方の学部生・院生時代の写真や文章があり、なんだか楽しい。当たり前だが、
みなそれなりに若い。ゼミの構成も今と同じところもあり、まったく異なるところもあり。なにより、
構成メンバーがこの10年間で相当変わっている。

 たかだか10年とはいえ、組織が変わるには十分な時間である。確かに大学院重点化や法人化など制度的な面での変化もあったろうが、
それはあまりたいしたことではない。

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