以前、『デザインド・リアリティ』をご恵送くださった慶應の岡部大介さんに、何かお礼はできないものかと部屋をあさっていたら、かつて仲間内で書いた『卒論・修論のための心理学理論ガイドブック』が1冊出てきたので、それをお送りしました。
そうしたら、ブログにとても丁寧な書評を書いてくださいました。ありがたいことです。
あとがきを見ると、7年もの歳月を費やしているとある。相当の時間を費やして文章を練り上げてきたがゆえの読みやすさでもあろう。
他の執筆者のみなさんについては分かりませんが、私の章にかんして裏話をすれば、実際に文章を練り上げるのに費やした時間は3ヶ月弱もないくらいです。
7年間というのは、その間に開催された研究会を通して、浮かび上がる澱を濾しながら執筆者間の共通認識を精製するのに費やした時間です。短期間で擱筆できたことは、編者の方の力によるところが大きいのですが、実際、そういう下地があったことも同じくらい大きかったように思います。
懐かしいなあ(遠い目)。
岡部さん、ありがとうございました!