船で行く東京ビッグサイトの旅

 関東近辺の高校生や保護者、高校関係者向けの、北海道大学大学説明会が東京ビッグサイトで開催されました。北大単独での説明会は初めてだそうです。大学本部の入試課担当の方はもとより、各学部から説明担当の教員が参加しました。ぼくは所属の学部を説明する担当です。

 会場となるビッグサイトはお台場にあります。ぼくが宿泊した浅草からお台場まで、隅田川を下っていく水上バスなるものが出ているのですねえ。気がつかなかったのですが、投宿したホテルの目と鼻の先に水上バス乗り場があって、朝の散歩の時にお台場まで行けることを知ったのです。

 これは乗らない手はないでしょう。片道50分、料金にして1520円で、電車で行くより贅沢と言えますが、東京を川から眺めるのもまた経験です。

 お台場まで直通で下る船は「ヒミコ」といいます。かの松本零士先生がデザインされたというその外見は、松本零士マンガ的な女性的曲線が特徴。観光客が次々乗船していく中、スーツにネクタイ姿の場違いな男がひとりカバンを提げて乗り込みます。

P1010832.jpgP1010833.jpg

 隅田川といえば橋です。吾妻橋、駒形橋、蔵前橋、永代橋、清洲橋といった名だたる橋の下をくぐりぬけていきます。かつて船を通すのに開閉していたことで有名な勝鬨橋は川の最下流にあるのですね。これを過ぎると、東京湾岸が見えてきます。レインボーブリッジを過ぎたころ、フジテレビ社屋の独特な姿が目に入ってきました。ここまで50分、お台場に到着です。

 ゆりかもめに乗って着いた東京ビッグサイト。来るのは初めてです。ここといえば、その筋の人には「聖地」として知られているようで、館内の自販機限定販売という「聖地の珈琲」なるものを発見。ついついゲットいたしましたとさ。

P1010876.jpg

 仕事の方は省略しますが、ふたを開けてみるとトータルで500名ほどの来場者があったそうです。事前予約200強ということを考えると、全体としては成功の部類に入ると思います。北大単独で500は呼べるということが分かったわけで、今後もこのようなイベントが開催され続けることは間違いないでしょう。ただ、学部間で大きく差があったことも事実で、うちの学部だけで見ると、ちょっとどうかなというところはあったのですが、詳しくは書きません。いずれにせよ、準備に携わった大学本部のスタッフ、それと某社の方々、お疲れ様でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA