後期の非常勤がすでに始まり4週間がたとうとしている。とある大学で2コマ続けての講義。
慣れている方にはそうでもないのだろうが、およそ3時間も立ち続け、話し続けるというのは至難の業である、と始業前には考えていた。実際始まってみても、そう考えていた。帰宅してそうそうに布団に潜り込んだほどである。
4週間たち、だいぶ慣れてきたようで、さほどしんどくなくなった。ペース配分が分かってきたということだろうか。ただいま教えている内容を使えば、閾値が上がったということだろうか。なにはともあれ2コマにも慣れてきた。
さて、あの二重らせんのジェイムズ・ワトソンが変なことをしゃべった、というのが話題になったらしい。
ソースとなったインタビューはこちら。
問題となった彼の発言と、その訳を示しておこう。
all our social policies are based on the fact that their intelligence is the same as ours – whereas all the testing says not really
われわれのすべての社会政策は、われわれの知能とかれら(黒人、筆者注)の知能が同じだという事実に基づいている。 しかしあらゆる検査の結果、同じだというのは現実的ではない。
この発言の直後、ワトソンは、すべての人間が平等に扱われることを望んでいる、とも発言しているのだが。天真爛漫とも評されるワトソンであるが、確かに素朴な人なのだなあと読んで思った。
にしても、記事を読み、「あ、授業で使える」と反射的に考えてしまうのは、教員生活5年目の慣れのなせる技か。