ソシュール祭り+助かった

 つくばにいるI君よりメールあり。ドゥルーズの『記号と事件』が河出書房新社から文庫になって出ますよ、とのこと。

 I君は、すでに筑波大を御退官されたK先生のたいへん優秀なお弟子さんである。年齢はぼくよりも下だが、ぼくよりもずっといろんなことを知っているし、なによりきちんとした仕事をしている。それだけでなく、上記のように気になった本が出るとなるとその情報を諜報部員よろしくこっそりと連絡してくれるのである。なんていい人だろう。

 優秀な認知心理学者がほしい大学関係者、研究所関係者の方がここを見ていらしたら、ぜひこちらまでご一報を。

 その諜報部員メールに、ソシュール祭りなる言葉が。どうも岩波がソシュールものをまとめてどばっと出すらしい。最近、ソシュールの講義を聴いていた学生のノートが相次いで翻訳され、1世紀を経てようやく彼の言語学の実像が見えてきたようである。

 前田英樹によるソシュールの読み方にかつて受けたショックがまだ頭の後ろに鈍く残っている。ソシュールに還ろう。

 さて、明日締め切りのはずの日心大会抄録を書こうと、ふと大会ウェブサイトを開いてみると、

 一般研究発表、小講演、ワークショップ企画の投稿締切を4月30日に延長しました。

 の文字が目に飛び込んできた。

 うひょー、助かった。これで時間に余裕ができた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA