見失わないために

 新年明けて仕事がおおっぴらに始まり2日が経った。1月から2月にかけてはどこの大学関係者もそうであろうが、卒論やら修論やら試験やらで多忙を極める。

 来週は卒論発表会。これを通過しなければ単位を差し上げることはできない。本日、何名かの発表予行練習を行なったが、改善の余地がおおいにあるところであった。どうもパワーポイントの上手な使い方が身についていない。レジュメをぶつ切りにしたかのように、文字ばかりである。映像を出すことの意義は視覚的インパクトにあると知るべし。

 午後からは教授会。ここで、来年度より正式に助教になることが決まった(助教授、ではないので注意。待遇は変わらず、ただ職名のみの変更である)。「原則学位持ち」のところ、「原則」のマジックパワーを最大限に発揮させていただいたようである。その力をお借りしなくてもよいようにがんばらねばならぬということだろう。

 現在かかり切りの仕事がいくつかある。高校生向けの学部パンフレット作成なんてのもある。この関係で研究科内の各教員にひたすら連絡を取りまくるという作業をしている。これで半日がゆうにつぶれる。私の場合は電話やメールによる連絡だけでは心許ないという思いが強い。できれば直接相手の面と向かって用件を伝えたいのである。そのためにやたら時間がかかる。

 アニュアルレポートの原稿も書かねばならぬ。C先生から、デッドラインは2月10日との情報をいただく(だそうですので、もう少し大丈夫ですよ、びっけさん)。再来週から2年間撮りためたビデオの書き起こし作業を開始する予定だが、その結果を出すのには間に合わないので、5年前に発表したものを英訳してなんとか埋め合わせしようと目論む。

 再来週には修論の副査が2本入っている。1本はざっと目を通し、もう1本にはこれからかかる。

 とにかく、再来週。再来週から2月にかけて2年間のビデオを見る。これをまとめないことには、私がここにいる意味はない。

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