ニンジンの味は

 ただいま、茨城に帰省中です。甥っ子とアマネが家の中を追いかけっこしている様子を大人たちが酒を飲みながら冷や冷やしながら見ているところです。

 さて、昨日は卒論生わーさんと院生のKくんを誘って三徳六味で食事会を開きました。Kくんには、かつてお仕事をむりやり頼んだ経緯があったので、そのお礼です。

 料理はお任せでしたので、何が出てくるのかまったく分からず。いきなりタチと野芹の入った湯豆腐からスタート。寒い冬、まずは冷えた体を温めてという趣向なのでしょう。芹がよかった。続いてお造りですね。今回はマグロとエンガワでした。エンガワの脂は暖まった体でないとくどかったでしょうね。そこまで考えられた順番と見ました。

 ここまでで、三人ともビールを飲み終えて次の一杯に進みます。それぞれ、〆張鶴と村尾をいただきました。

 次はタコの頭と岩のりの酢の物。発生源は、タコなのか、岩のりなのか分かりませんが、磯の香りが全体をつつむ絶品。次は豚肉の塩竃。このように料理すると、肉の甘みが際だつものです。食事はヒラメの昆布締めのお寿司。アクセントの大徳寺納豆が良い仕事をしていました。

 お酒もほどよく進んでいきます。私はもう焼酎に入りました。

 最後はデザート。プリンと、ハスカップジャムを載せたアイスです。お茶をいただきながら至福の時間を過ごしました。

 卒論生にはこのニンジンはどうだったのでしょうか。私が込めたメッセージは、就職したら、こういう料理を気が向いたらいつでも食べられるくらいに気張りなさいということなのですが、気がついたのでしょうか。まあそんなこと気付くはずもなく、というのも、三人でさんざん馬鹿ッ話をえんえん4時間していただけなのですが。

 ともかく。おいしい料理をありがとうございました。リョウさん、ミキさん、来年もまたよろしくお願いします。

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