札幌コンベンションセンターで開かれた日本LD学会へ行ってきた。ディスレクシアに関するシンポジウムにシンポジスト(!)として参加するためである。
以前から、LD学会でRay McDermottのAdamの話をして喧嘩をふっかけてやろうという野望があったのだが、さすがにお声をかけて下さった先生に気兼ねしてそれは止めた。大人になったものである。
幼児の音韻意識研究のレビューをまとめて発表。最近houさんといっしょに書きはじめたものである。健常児の、しかも音韻意識の自然な形成のされ方についてのものだったせいかどうか知らないが、あまり受けがよろしくない。
その後、北海道教育大の斉藤先生、筑波大の宇野先生、そして御大・天野先生と、発表が続いた。
思ったのは、みなさん検査やら介入が好きなんだなあということ。
そしてあらためて確認したのは、ぼくらがやりたいのは、発達についての研究なのだということ。
読み書きの工学的・医学的研究は延々と続いているが、その発達研究は、実はまだはじまっていないのだ。