中学生について書くので、中学生日記である。
昨日、所属する学部内委員会の先生より電話があり、中学生の応対をせよとのこと。道東の斜里町より修学旅行で札幌を訪れている中学生が、企業や大学を訪問して話を聞きにやってくるのだそうだ。北大では教育学部と経済学部に白羽の矢があたり、うち教育学部を担当することとなった。
どうも修学旅行前にあらかじめ訪問先別にグループを分けていたらしく、そのグループで相談したとおぼしき質問内容が教務に送られてきていた。曰く、「先生になるにはどういう資格が要りますか」「効率のいい勉強方法は何ですか」「生徒に授業内容を理解してもらうための話術とは」などなど。
こちとら自慢じゃないが教員の免状をもっていない。仕方ないので、ゼミの4年生で教採を受けた学生に声をかけて、来てもらうことにした。これで先生の資格関係の質問はクリアである。
あけて本日、設定された教室に行くと、制服に身を包んだ女子中学生が4名、ちょこんと座っていた。
はじめに大学紹介DVDを見てもらう。そのあと、あらかじめ送られていた質問事項に沿って、来てくれた4年生3人に回答をしてもらう。こちらは脇で中学生と大学生のやりとりを見ているだけ、ときたま口をはさむくらいで楽である。
準備していた質問についてあらかた話し終わったあと、自由に質問してもらう。出てきたのは、「友だちとトラブルが起こったときにどうすればいいか」「大学生に校則はあるのか」。どちらも中学生の生活においては切実な問題であろうし、だからこそ出てきたのだろう。一方で、大人だってトラブルを起こすし、ルールを守れない人もいる。悩みどころはそう変わらないのだなと思った。