義母帰る

 子どもと妻と両方の顔色をうかがいながら生きている今日この頃。

 先日、生活のいろいろを手伝いに来てくださっていた義母、つまり妻の母親が、家に戻っていった。17日という短くもないあいだ、慣れない家で料理や洗濯や買い物をしてくださっていたのだ。

 なにしろ2人の子どもを育てあげた人のことだから、ぼくらがそこから学ぶこと多し。まず、赤ん坊の抱き方が違う。ぼくが抱き上げるとギャアと泣くものが、向こうが抱けばピタリと止まる。ただ抱くだけでなく、空いた手で赤ん坊の体をポンポンとたたいたり、家事をこなしたりする。

 横だっこが気持ちいいときもあれば、縦だっこ(げっぷをさせるときの姿勢)がいいときもある。アマネは縦だっこがお気に入り。体全体をぼくの胸に、ほっぺたをぼくの肩に乗せる感じ。ときおり、首を起こして辺りを見渡そうとする。横だっこがだめでも、この姿勢ならたいていの場合泣きやむ。ということを、義母のあやしている姿から知った。要は、赤ん坊に心地よい姿勢で抱けるかどうか、なのだろうな。

 ともかくも、義母にはお世話になりました。感謝。

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