ナイトフィットネスはじめました

札幌に来て早や14年。これまでは体育会系のイベントに参加する機会はごく限られていました。子どもの運動会で玉入れをするくらいです。

しかし厄年を迎え,いよいよ,何をするにしても体と相談しなければならない時期が来ました。

思い切って,西健康づくりセンターで火曜夜に開講されるナイトフィットネスというのに申し込みました。えいやっと。

理由は2つで,1つは単純に健康になりたいので。もう1つは,毎週のゼミでインプロをやるにあたり,体をもみほぐしておきたいと思ったからです。

で,本日最初の回に行ってみました。周りの壁が一面鏡張りというスタジオの中に入ると,マットと平均台の小さいやつ,それにバーベルとテニスボールとふよふよしたハンドボールくらいの大きさのボール。

ヘッドセットマイクをつけたインストラクターの指示の元で,体のもみほぐしから,スクワット,バーベルもってのスクワット,寝転がってのバーベルリフティング,などなど。

およそ1時間,激しくはないものの,各所の筋肉に確実に効きそうなメニューで,軽く汗をかく程度でした。

30人くらいの参加者は,だいたい私と同じか少し上の年代の男女。みなさん自分のできる範囲で,無理なく,参加されておられました。

インストラクターの指示の出し方やそれに対する自分の反応の仕方をモニターしていると,大学での講義に生かせそうなヒントがいくつか見えてきました。職業病ですね。

面白かったのは,最後のクールダウンの際,照明を落とし,音楽もゆったりめの曲に変えて行ったことでした。これって普通なのでしょうか。私は初めてなのでわかりません。例えば講義の最後の振り返りの時間に,教室の照明を消して,カーテンを閉めて,目をつぶってもらって頭をクールダウンする,というのはどうでしょう。

また,参加者個々の状態に合わせて,とにかく無理のない動きをするよういちいちインストラクターが指示を出していたのも面白いですね。例えば,腹筋をする際に膝を立てて両足を床につけるのが基本姿勢ですが,辛いようなら足の裏を持ち上げてしまってかまいません,と指示を出していました。当初の目標が,学習者の状態に合わせて臨機応変に上下に動き,また学習者自身がそこからフィードバックを受けてさらに目標を変えていくという一連の流れは見事です。

しばらく,体をほぐしながら,観察を続けてみます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA