卒園式とありがとうの会

 本日は朝から幼児園関連のイベントに参加していました。58回目の卒園式と、幼児園への「ありがとうの会」です。

 この3月で北大幼児園は閉園になります。今年の卒園生が最後の園児でした。12名の年長さんが卒園証書を受け取って晴れやかに巣立っていきました。来月にはもう1年生です。

 昼からは卒園生とご家族を招いての会食会。保育士の先生方が企画されて、ぼくも呼ばれていきましたが、100名近くの子どもたちやお母さん方がつめかけて賑やかな会となりました。ぼくが7年前に来たときに年長さんだった子は小学6年生になっていました。もう顔も名前もおぼろげです。

 北大幼児園の歴史をさかのぼるスライドショーを観た後、ながらく園長を務めてこられた陳先生に花束が贈呈されました。

 帰りがけにスライドショーを収めたDVDをいただきました。今それを観ているのですが、本当に歴史の古い施設だったのですね。

 ぼくにとっては、階段を降りればそこに子どもたちがいるという環境はたいへん恵まれたものだったと思います(子どもたちや保育の先生方にとってはどうかは分かりませんが)。データをとらせていただくこともありましたし、それをもとに論文を何本か書きました。しかし、本格的に幼児園の運営に携わるというのは結局できずじまいでした。

 そんなわけで子どもたちとはずっとテイクアンドテイクの関係(要はお返しをしていない)だったので、ここ3年ほど、基礎演習という授業を通して学生とともに子どもたちに何かイベントを仕掛けようと目論んできました。今年は半年間、読み聞かせをしてきました。

 子どもたちにとって本当にギブになっていたかは分かりません。自己満足の部分の方が大きいでしょう。それでも何もやらないよりましと思っていますが、それにしても学生にはずいぶんと無理を言ってきたと思います。

 正直なところ、4月からはもう幼児園がないというの状況が想像できないのですが、それもまた慣れてしまうのでしょうね。

 幼児園に携わってこられたみなさま、どうもお疲れさまでした。

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