ただいまレポートの返却中。
教育心理学実験ではピアジェの保存課題を3~5歳児に対して実施してもらった。その結果をもとにいろいろ書いてもらったのだが、どうしても気になる点がひとつ。
段落の頭の字下げをしない人がやたら目につくのである。なぜ、段落頭の字下げをしないのだ?学校ではそう習っているはずである。
もちろんただの慣習ではなくて、1文字下げることによって、どこからどこまでがひとまとまりの段落なのかがぱっと見て分かるように視認性が高まる。目的は段落の区切りを分からせることだから、このブログのように、段落間を1行空けるのであれば本来1字下げは不要である。なのに下げているのはそうしないと気持ち悪いからというまったく個人的な理由である。
ともあれ、レポートや論文では段落間を1行空けることはしないので必然的に字下げは必要になる。なので、細かいことだが、その点は注意するようにしている。
そうは言っても、字下げは本質的な問題ではない。
もっと大事なことは、段落を作れるかどうかである。やみくもに文章をぶちぎればいいのではなくそこには構造が必要。それがまだできない(まだできないではすまされない問題なのだが)人もいる。できない人は、段落を切らずにだーっと文章を埋めていく。なので何が書いてあるのかよく分からない。
段落のうまい使い方については3年生の実習でやる予定。