カテゴリーは食えない

 まだ帰省中。

 一昨日昨日と、那須に一泊してきた。父母、妹とおいっ子といっしょである。

 帰りがけに寄ったりんどう湖ファミリー牧場で、ソフトクリームを食べた。入り口から入ってすぐのレストランのそばで1つ買って、アマネにも少しあげたところ、あまり欲しがらない。スプーンにすくって顔に近づけても、ぷいとそっぽを向く。

 牧場に移動してそこでも買ってみたところ、こちらのソフトクリームは喜んでぱくぱくと食べる。自分から口をもっていくのである。

 「同じソフトクリームなのにねえ」「あんまり味の違いは分からないけどねえ」

 と顔を見合わせてみるが、当人にしてみれば、まずいものは食いたくない、うまいものならもっと食いたいと、単純なことなのだろう。「ソフトクリーム」というカテゴリーを食っているわけではないのである。

 とすると、ぼくらはいつからカテゴリーを食うようになったのか。とても面白い問題だと思う。

P1000247.jpg これはでかくて食えんなあ

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