体とのつきあいかた

 アマネは1歳1か月目に入り、いろいろなところで自分の身体に出会っている。

 だいぶ歩けるようにもなってきた。部屋から部屋へ、両手をバンザイの形にして、がに股でのしのしと歩いている。ただ立つだけなら、
5秒といわずしばらくの間立ち続けることもできるようになった。

 11か月頃から始まった指さしは、当初は食事の際に、自分の食べたい(らしい)ものを指すという機能をもっていたが、
現在ではさまざまなものの要求に使われている。だっこしてほしいときには、父母の顔を指すといったように。

 おむつを替えるときや風呂にはいるときなど、股間がむきだしになるときには必ずといっていいほど、ちんちんに触るようになった。
その手はたいてい左手である。

 「自分の体って、こんなに便利なんだ、へー」、とか、「おお、こんなところにこんなものが(たとえば、ちんちん)」、
といった気づきがあるわけではないだろう。指先や手足を動かしているうちに、じょじょに組み替えられていった結果なのだろう。

 もう少しすると、自分の体が一番の遊び道具になるんだろうな。

 こんなに歩けるよー。(quicktime、4394KB)

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